今回は、前回の記事に頂いたニミリさんからのコメントで思い出した、私自身の体験談(っていうか、思い出?)を書いてみたいと思います。

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私が小学4年生だった頃の出来事です。冬休みの宿題で、なんでも良いので1人1作品、何かを作って提出すること、という宿題があったんですね。

夏休み、冬休みともなると恒例の宿題なので、今回は何を作ろうかなあ・・・と考えていたのですが、たまたま家に空き箱があったので、小さな家を作ることにしました。

小さな家といっても、建築家の方が作るような間仕切りのあるリアルなサンプル模型のようなものではなくて、空き箱の形をそのまま利用して、折り紙や段ボールを使って屋根を付けたり、窓やドアを付けたり・・・といった、おままごとみたいな家なんですけどね。

箱の外観はもちろんこだわって作ったのですが、実は、箱の横にある箱の蓋の部分をパカッと開けると、家の中も見られるようにしたんです。しっかり内装も作ったんですよね。テーブルはもちろん、小さな家具も設置して、壁紙も床もしっかり作ったのでした。


そして、冬休み明け。

授業の時間を使って、それぞれが自分の作った作品を黒板の前に出て1人ずつ発表するというのがあったんです。みんなそれぞれ、登壇しては自分の作品のポイントとか、苦労して作ったところとか、簡単に話していました。

そして、いよいよ私の番。私は自分の作品を持って登壇して、「私は、小さな家を作りました。」とかなんとか言ったような気がします。(しっかりは覚えてません)でも、その後は特に説明もせず、せっかく作った内装もみんなに見せるのが恥ずかしくてイヤだったので公表もせず、担任のK先生からは、「それだけ?」っていう感じで鼻で笑われ、すぐに降壇させられたのでした。(以前にも何度か書きましたが、私はK先生に大変嫌われていました。)

それから数日後。みんなの作った作品はしばらくの間、教室内にあるロッカーの上に飾られていたのですが、そんなある日のこと。

「先生~!!中も作ってあるよ!!」

誰かが叫んだ声が聞こえたので、何事かと私も振り返ってみたのですが、ビックリしました。誰かが私の作った作品を触ってみたらしいんですね。そして、横の蓋を開けてみたらしっかりと家の内装も作ってあったのでこれは発見!!とばかりに、先生に教えに行ったらしいのでした。先生は「え??」という感じで私の作品を見に来たのですが、特に何を言うでもなく、鼻でフンと言うと、「あっそ。」という感じでまた教壇に戻っていったのでした。

私としては、密かに作っていた作品の内装を見られてしまったという恥ずかしさと、「なんで勝手に作品に触るの?」という怒りとで、内心、乱れていたのでした。(飾ってある作品は触らないようにと先生に言われていました)

絵とか自由作品とか、そういった作品にはどうしても自分の好みや内面に思っていることなど、「自分」というものが出やすいと思うんですね。だから、作品を見られると言うことは、自分自身を見られているようでとても恥ずかしくなったりします。今でもそんな傾向がありますね。

今は絵を描いたり作品を作ったりということはほとんどありませんが、服装とか持ち物の好みだとか、そういった物も個人の趣味が影響しますので、すごく気になったり恥ずかしくなったりすることもありますね。

でも、見られることを恥ずかしがって、全てがそうかと思えば突如として頑固さが顔を出してきて、誰に何と言われようとがんとして意見を曲げようとしない時もあったりします。

これもまた小学4年生の時なんですが、版画で絵を作ったんですね。それは、先生の朗読で聞いたお話に対するイメージの絵を作ったのですが、私は紙全体を使って大きなネズミの絵を1匹描いたんです。しかも、そのネズミは動物としてのネズミではなくて、平面の板のようなもので出来たネズミの絵を描いたんです。(意味、通じてますか?)

その絵を見たK先生が、私に対して「そのネズミは変だ」と言い出しました。けれど、私は首を横に振って「変じゃない」と主張し続けました。でも、考えてみて下さい。イメージを絵にして描いているんだから、他人が口を挟むような所じゃ無いと思うんですよね。イメージしたことに対して正解、不正解はないのだから。私にとって、その絵はそうでなければならなくて、それだけは譲れなかったのでした。

先生は、最後には「変なの!」と捨て台詞を吐いて立ち去ったのでした。思い出せば思い出すほどつくづく思います。K先生、大嫌いでした!!(こんなところで、うさ晴らし(笑))

個人的なところで言えば・・・口ではいろいろ主張できませんが、絵や作品、作文などでは自由に自分を出せるので、絵を描くこと、作文を書くこと、習字、工作、そういった物は大好きだったし、どちらかといえば得意でしたね。緘黙児だったから、こういったことが得意だったのかどうかは、因果関係は不明です。




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