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「自分」が「出る」のは恥ずかしい
今回は、前回の記事に頂いたニミリさんからのコメントで思い出した、私自身の体験談(っていうか、思い出?)を書いてみたいと思います。

--*--*--*--*--

私が小学4年生だった頃の出来事です。冬休みの宿題で、なんでも良いので1人1作品、何かを作って提出すること、という宿題があったんですね。

夏休み、冬休みともなると恒例の宿題なので、今回は何を作ろうかなあ・・・と考えていたのですが、たまたま家に空き箱があったので、小さな家を作ることにしました。

小さな家といっても、建築家の方が作るような間仕切りのあるリアルなサンプル模型のようなものではなくて、空き箱の形をそのまま利用して、折り紙や段ボールを使って屋根を付けたり、窓やドアを付けたり・・・といった、おままごとみたいな家なんですけどね。

箱の外観はもちろんこだわって作ったのですが、実は、箱の横にある箱の蓋の部分をパカッと開けると、家の中も見られるようにしたんです。しっかり内装も作ったんですよね。テーブルはもちろん、小さな家具も設置して、壁紙も床もしっかり作ったのでした。


そして、冬休み明け。

授業の時間を使って、それぞれが自分の作った作品を黒板の前に出て1人ずつ発表するというのがあったんです。みんなそれぞれ、登壇しては自分の作品のポイントとか、苦労して作ったところとか、簡単に話していました。

そして、いよいよ私の番。私は自分の作品を持って登壇して、「私は、小さな家を作りました。」とかなんとか言ったような気がします。(しっかりは覚えてません)でも、その後は特に説明もせず、せっかく作った内装もみんなに見せるのが恥ずかしくてイヤだったので公表もせず、担任のK先生からは、「それだけ?」っていう感じで鼻で笑われ、すぐに降壇させられたのでした。(以前にも何度か書きましたが、私はK先生に大変嫌われていました。)

それから数日後。みんなの作った作品はしばらくの間、教室内にあるロッカーの上に飾られていたのですが、そんなある日のこと。

「先生~!!中も作ってあるよ!!」

誰かが叫んだ声が聞こえたので、何事かと私も振り返ってみたのですが、ビックリしました。誰かが私の作った作品を触ってみたらしいんですね。そして、横の蓋を開けてみたらしっかりと家の内装も作ってあったのでこれは発見!!とばかりに、先生に教えに行ったらしいのでした。先生は「え??」という感じで私の作品を見に来たのですが、特に何を言うでもなく、鼻でフンと言うと、「あっそ。」という感じでまた教壇に戻っていったのでした。

私としては、密かに作っていた作品の内装を見られてしまったという恥ずかしさと、「なんで勝手に作品に触るの?」という怒りとで、内心、乱れていたのでした。(飾ってある作品は触らないようにと先生に言われていました)

絵とか自由作品とか、そういった作品にはどうしても自分の好みや内面に思っていることなど、「自分」というものが出やすいと思うんですね。だから、作品を見られると言うことは、自分自身を見られているようでとても恥ずかしくなったりします。今でもそんな傾向がありますね。

今は絵を描いたり作品を作ったりということはほとんどありませんが、服装とか持ち物の好みだとか、そういった物も個人の趣味が影響しますので、すごく気になったり恥ずかしくなったりすることもありますね。

でも、見られることを恥ずかしがって、全てがそうかと思えば突如として頑固さが顔を出してきて、誰に何と言われようとがんとして意見を曲げようとしない時もあったりします。

これもまた小学4年生の時なんですが、版画で絵を作ったんですね。それは、先生の朗読で聞いたお話に対するイメージの絵を作ったのですが、私は紙全体を使って大きなネズミの絵を1匹描いたんです。しかも、そのネズミは動物としてのネズミではなくて、平面の板のようなもので出来たネズミの絵を描いたんです。(意味、通じてますか?)

その絵を見たK先生が、私に対して「そのネズミは変だ」と言い出しました。けれど、私は首を横に振って「変じゃない」と主張し続けました。でも、考えてみて下さい。イメージを絵にして描いているんだから、他人が口を挟むような所じゃ無いと思うんですよね。イメージしたことに対して正解、不正解はないのだから。私にとって、その絵はそうでなければならなくて、それだけは譲れなかったのでした。

先生は、最後には「変なの!」と捨て台詞を吐いて立ち去ったのでした。思い出せば思い出すほどつくづく思います。K先生、大嫌いでした!!(こんなところで、うさ晴らし(笑))

個人的なところで言えば・・・口ではいろいろ主張できませんが、絵や作品、作文などでは自由に自分を出せるので、絵を描くこと、作文を書くこと、習字、工作、そういった物は大好きだったし、どちらかといえば得意でしたね。緘黙児だったから、こういったことが得意だったのかどうかは、因果関係は不明です。




テーマ : 緘黙症
ジャンル : 心と身体

Secret
(非公開コメント受付不可)

初めまして。以前よりちょくちょくお邪魔していましたが、初めてコメントを書かせていただきます。(^_^) 私自身は、幼稚園時代緘黙症で、小学校以降は良くなったり、ちょっと悪くなったり、と来て、一応話せるようにはなってますが苦手分野って感じです。

K先生の対応はひどいですね。先生も一人の人間ですけど、合う、合わないを表に出してはいけない職業である、というプロ意識や自覚がまるで無いですね。

私はるいさんとは逆方向に行っていたようで、言葉でうまくコミュニケーションできない分、絵で自分を表すことが面白くて仕方がなくって、絵を人に見てもらえるのは嬉しかったです。
私は表現をすることは今だに得意ではないです。
自由研究とか作文とかもすごく苦手で、母親に作ってもらったこともありました。
やっぱり自分を表現することに対して不安があったのでしょうかね。
こうして自分のことをネットで書き込みをするのでさえ、昔の自分では考えられないことでした。

でも自分が好きだと思ったことや物には誰になんと言われようと意思を曲げない所もあります。
表に出せなくても、表現したいことはきっといっぱいあるんですよね。私はこれからそれを探していきたいと思っています。
こう思えるようになっただけでもちょっと成長したかな?なんて自分で思います(^^)

生徒の気持ちを理解しようとしてくれる先生だったらいいのに・・・って思いますね。
わからないから、わかろうと努力するというか・・・上手くいえないですが、そういうものが欠けている気がします。


なるほど。
子ども時代のるいさんに、うちの娘は良く似ているように感じます。
「作品を見られるということは、自分を見られるようなこと」なんですねぇ。

幸い娘の担任の先生は非常に理解があり、とても優しく見守っていてくれるので、最近はかなり改善傾向にあるようなのですが、るいさんのK先生はひどいなあ・・・

私までぷんぷん腹が立ってしまいましたよ!
k先生の対応は本当に酷いですね。。。
許せません!

話さずに自分を表現できる事って
今でも好きです。
絵や工作は苦手でしたが、
小学校の頃に一度だけ、
鳥の絵を描いて褒められました。
(確かブログにも書いたかな・・・)
先生は、私の絵が気に入って、
まだ描きかけなのに別のクラスへ持って行き、
お手本として見せてました。
恥ずかしかったけど、嬉しい気持ちが
大きかったです。
自分が認められた、先生も認めてくれた。
その時の先生は確かにいい先生でした。

るいさんのイメージから
生まれたネズミってすごいですね。
芸術家!
こんにちは!ここのところなんだか忙しくて、
コメントへのお返事が遅れ気味でスミマセン(^_^;)


●里さんへ

はじめまして!来訪&コメント、ありがとうございます。
ちょくちょく来ていただいてたなんて、嬉しいです♪

K先生、ひどいですよね~。
個人的な感情を平気で表に出す先生で、好きな生徒と
嫌いな生徒に対する態度が明らかに違っていたので、子供ながらに
「それは違うんじゃないの?」とは思っていました。
こういう先生が存在しちゃいけないですよね。

里さんは、絵が上手だったんですね!
もしかしたら、緘黙児だったからこそ、絵で自分を表現できる楽しさを、
普通に話せる子の数倍感じることが出来たのかもしれませんね。

私自身も作品を見られるのは恥ずかしかったのですが、
作品を作ること自体はとても大好きで、絵も工作も作文も
結構楽しんでやっていましたよ。

ブログをお持ちなんですね、今度伺いますね!
今後もどうぞよろしくお願いします♪


●エリーさん

エリーさんは、表現することが苦手だったんですね~。
でも、自分を表現できるものって絵や作文だけじゃないですもんね。
こうやってネットでブログにコメントすることだって、
自己表現の1つだと思いますし。

「表に出せなくても、表現したいことはきっといっぱいあるんですよね。私はこれからそれを探していきたいと思っています。」
の文章で、エリーさんの前向きな姿が見られて良かったです♪
そういう前向きな気持ちって連鎖するんですよね。
きっと、エリーさんのコメントを読んだ方で、
「よし!私も表現できるものを探そう!」と感じた方が
いっぱいいると思いますよ。

K先生ですが・・・生徒の気持ちを知ろうとする気持ちが
かなり欠如していたのかもしれないですね。
前にブログにも書いたのですが、現代人に足りないと言われている
「想像力の欠如」した先生だったのかもしれませんね。
教職試験に、性格の審査もあればいいのにって思います。


●ニミリさんへ

娘さんの担任の先生は理解のある方で良かったですね!
子供の頃に先生から受ける影響ってかなり大きいと思うんです。
一日のうち、約3分の1を学校で過ごすわけですから。

ほんの些細なことでも、大人になっても影響することも多いですよね。
現に、こうやって私自身も20年以上の前に関わった
K先生のことをこんなにも憶えているんですから。

子供の頃は気付きませんが、素敵な先生との出会いってとても大事だと思います。
娘さん、どんどん症状が改善されると良いですね!


●野ウサギ。さんへ

K先生、やっぱり許せませんよね!
K先生は、生徒を好き嫌いで判断する癖があるみたいで、
生徒によって態度がからりと違ったりしていましたから、
子供ながらに「なんだ?この先生?」って思ったりしていました。
K先生が担任だったのが小4の時だけだったので助かりました。

野ウサギ。さんは、話さずに自分を表現することが好きなんですね。
どんな形であれ、自分を表現するって素敵だし、大事なことなのかもしれませんね。

野ウサギ。さんの書いた鳥の絵を評価して下さった先生は、素敵な先生ですね!
良いものは良い、としっかり評価してもらえて、
子供にとっては自信に繋がりますもんね!

私が描いたネズミの絵・・・たぶん田舎(岩手です)の実家にあるかな。
帰省した時にでもデジカメで撮影して、機会があればブログでUPしますね。
(滅多に帰省しないので、あまり期待しないで下さいね(笑))
教師という職業は、「なりたくてなる」ものだと思うんですが、
そのK先生の言動からすると、
「人より上に立つことに快感を感じる人間」であるがために教師になった、
ということなのではないかなと思います。
そういうの、掃いて捨てるほどいるんですけどね……

るいさんの描かれたというネズミの絵ですが、
板のような「2次元」の絵をこうでないといけない、
と思っていたということは、
「描いたのはネズミだけど、イメージしていたのはネズミではない何か」
だったんじゃないでしょうか
立体を意識して描けるのであればなるべくそうなるようにネズミを描くと思うんですが、
それを知らないわけでもなく、あえて平面にして描いたというのはなかなか興味深いです
どうでしょう?考えすぎですかね…。

これは、ただの自分語りなんですが、
中学1年の時、国語の授業でてきとーに俳句を書いたら、
学年便り?のようなプリントに載せたいと先生に言われたことがありました。
そのプリント自体は自分は見ていなかったので、
本当に載ったのかどうかはわからないんですが…
こんな俳句でした。

目覚ましで
さらに深まる
眠気かな

自分が表現した何かが、誰かに認められるってとても嬉しいことですよね。
ではでは。お粗末さまでした。
実は私の身内、親戚、教職についてる人、いた人合わせると5人もいるんですよ~。(汗) だから、先生と呼ばれている人が完全な人間はいないという事もよく知ってます。(笑) でも、完全でないなりに、超えてはいけない一線をわきまえていなければならない職業ですよね。K先生は、105さんも仰っているように、お山の大将になりたかっただけの人でしょうね。

私が絵が好きな事と緘黙症は、かなり密接に絡んでいると思います。絵を見てもらう事で自分を認めてもらえる拠り所でした。もしかすると私が早く緘黙症から脱却できたのは、絵のおかげでもあったのかも。面白い事に、緘黙症の後遺症がかなり軽減した後の数年間、絵は全く描かなかったんですよ。現在、私がやっているブログは絵日記ですが、緘黙症とは初めて離れた状態で、やっと心の奥底から描きたくなったから始めた物であるのです。
こんばんは~。
息子が珍しく早めに寝てくれたのでこんな時間にPCの前にいます。

●105さんへ

どの職業でもさまざまな性格の方がいらっしゃるのと同様、
教師という職業を選んだ方の中にもさまざまな性格の方が
おられるのは当然だとは思うのですが、これから大人になり、
いろんなことを学び吸収している子供達と直接関わっていく
教師という職業に関しては、言い方が悪いのですが、
例え演技であっても子供達の見本である存在であって欲しいと私は思います。

とはいっても、全くの落ち度がない、完璧な存在であって欲しいというわけではなくて、
失敗してもらって結構、けれどその失敗を子供達に隠すことなく
自分なりにフォローしていく、そういう姿を子供達に見せて欲しいなって思うんです。

人の気持ちを汲み取らない、思い通りにならなければ毛嫌いし・・・
そういった行動からもどうやらK先生は、やはり「お山の大将」だったのかもしれません。

私の描いたネズミの絵ですが・・・
今となってはなんでその姿にこだわったのか憶えていないので何とも言えませんf(^^;)
他の子とちょっと感性が違っていたような所もありましたので、
なにか考えがあって描いたんでしょうけど。
何かのメッセージ的要素があったとしたら、我ながらすごいと思います(笑)

105さんの中学生の時の俳句、朝の情景が目に浮かぶようですね。
先生が気に入られたのもわかるような気がします。

そういえば、私も高校1年生の時に適当に思い浮かんだ標語を提出したら、
思いがけず県の標語コンテストみたいなもので選ばれてしまい、
校内中に私の作った標語が書かれた紙を張り出され、
すごく恥ずかしかったのを思い出しました。
その時の標語は、こんなものでした。

「注意する 小さな勇気 大きな進歩」

あまりにも恥ずかしかったので、校内に張ってあった紙を1枚剥がして持ち帰り、
親に、「こんなのを張り出されて恥ずかしかった~」と渡したところ、
後日、親の寝室の壁にひっそりと張ってあり、
密かに両親は喜んでいたようでした。

恥ずかしいけれど、誰かに評価してもらえるって嬉しいことですよね。
私にも105さんと似たような経験があるなあと思い出しました。
私も・・・お粗末様でした(笑)


●里さんへ

里さんのご親戚には教職に就いている方達が沢山おられるのですね!
先生と呼ばれる方の素の姿?を知っているわけですよね(笑)
完璧な人間なんてこの世にいるとは思えませんが、
先生がそういう存在であって欲しいという願いはなかなか消えないのも事実です。
(自分のことは棚に上げてしまいがちです(^_^;))

「超えてはいけない一線」ってのは、確かにあるような気がします。
でも、それは教わってわかることではないと思うし、
やはり自分の経験、感性、その他諸々の要素が合わさった時に
感じるものなんじゃないかなって思います。

里さんと絵との繋がり、とても興味深いです。
緘黙症状からの脱却方法は各人の性格、環境などにもよって
さまざまだとは思いますが、「絵」という表現方法も立派な
自己主張の場として存在しうるというのは素晴らしいことだと思います。

現役緘黙児だったころの里さんの絵は、口ほどに何かを訴えていたのかもしれませんね。
緘黙症状が軽減した時期に絵を描かなかったというのも
絵以外で自分の表現手段を得たから描かなくなったという風に
充分考えられますし、やっぱり興味深いです。

そういえば・・・
私は初めて就職して間もなく、半引きこもり状態になったことがあるのですが、
その時期に無性に本を読んだり絵を描いたりしていたことを思い出しました。
無意識のうちに自分の気持ちの吐き出し場所として、
絵を描くことを選んでいたように思います。
里さんもきっとそんな感じだったのかな?
皆さんから頂いたコメントでいろいろと思い出しました。
どうもありがとうございました!
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るい

Author:るい
場面緘黙・複数の恐怖症・吃音などの経験を持つ主婦。タイトル下の文にある「中間族」とは、自己診断で場面緘黙・恐怖症と知りつつも治療を受けるほどではなく、かといって世の中を上手く渡れない、そんな中間の立場で生活している自分を例えた言葉。知らない場所・空間の中にいるのが苦手。人や環境に慣れるまでに時間が掛かり、その間は会話がなかなか成立しない為、第一印象で「大人しい・根暗・変な人」と思われがち。基本的に面白いこと大好きな明るい性格。慣れればよく喋りますが、文字の方が自分を出せてる気がします。喋るより書く方が好き。

★息子(ゴン)の紹介・・・今春から高1の15歳。運動苦手・勉強苦手・生真面目・大人しいという性格上、未就学児の頃から小学卒業まで嫌がらせなどのトラブル多数。小5、小6の2年間、学級・学年崩壊を経験。嫌がらせ・いじめ・暴力による怪我やトラブルが日常的に。クラスが落ち着き始めた頃、元友達からのストーカー行為により、ストレス性胃炎での遅刻、欠席が頻繁に。区域外の中学で心機一転、すぐに友達も出来、順調に思えた中1の5月、左足不随をきっかけに不登校に(後に心身症と判明)。同7月、WISC-IVでLDと判明。発達性協調運動障害の傾向も。約1年間の通院・カウンセリングを経て徐々に登校日数が増え、中3は欠席ゼロで中学を卒業。推薦入試で第一志望の高校合格をゲット。現在は元気に登校中。

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