2006.01.09 神経症とは
◆神経症とはノイローゼのこと◆

神経症とは心理的ストレスや性格の偏りから生ずる心の病気の一種で,いわゆる精神病とは異なります。”神経症”という言葉は聞き慣れていない人でも”ノイローゼ”といえばピンとくると思います。受験ノイローゼ、育児ノイローゼetc...神経症は状況次第で誰にでも起こりうる症状でもあります。

先ほど、「ノイローゼ」と言いましたが、神経症は、ドイツ語でノイロ-ゼ(Neurose),英語でニュ-ロシス(neurosis)と言います。一般にノイロ-ゼは、心の病気を総称する言葉のように考えられていますが、ノイローゼは神経症を指す言葉だそうです。

◆『不安』がそうさせる◆

神経症の概念は、専門家の間でも時代や国によって異なり、一概にこれとはいえないのが現実のようです。ただ、その中にも幾つかの共通点があり、最も大きな共通点は、「不安」だと言われています。けれど、不安を感じるだけで神経症の症状になるわけではなく、この不安が本人にとって非常に苦しいものであり、時には耐えがたいほどの苦痛を伴うもの、更に、社会的にも職業的にも、その苦痛のために何らかの支障が起こってくるようなレベルの不安が神経症の素になるようです。しかも、その不安がある程度の期間以上続いているというのも特徴のようです。

◆原因があるハズ◆

神経症は、内因性の分裂病や躁うつ病などとは違い、ある出来事や人間関係など、本人にとってかなり精神的に葛藤を引き起こすようなことがあって、引き起こされる病気、とのこと。必ず精神的な悩み、それも悩みぬいた葛藤のようなものが原因となって引き起こされるらしい。「もしその出来事がなければ、その神経症は起こらなかっただろう」と他の人も納得できるような原因が必ずあるハズ。夫婦関係や嫁・姑の問題、病気、近親者の死、受験、仕事上の悩み、学校でのいじめ、災害、環境の変化etc... 逆にいえば、その原因さえ解消すれば、自然と神経症も治まることが多いってことらしい。

◆神経症になりやすいタイプ◆

同じ出来事が起こっても、神経症になる人とならない人がいます。その出来事を受け取る側の人によって、不安の度合いが違い、それが病気の発症につながっていきます。「受け取る側の人の違い」というのは、本人の性格が元になって表れると言われています。主なタイプは以下の通りです。

1.神経質な人

2.感じやすくて傷つきやすい人

3.心配性な人

4.完全主義の人

5.自分に自信のない人

6.少しの汚れも気になる潔癖症の人

7.確認癖のある人

8.依存的な人

9.引っ込み思案の人

10.内気で小心な人

11.融通のきかない人

12.すぐ感情的になりやすい人

13.自己中心的な人


上記はほんの一部です。数え上げるとキリがありません。

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参考文献:

「心の病、その精神病理 大原健士郎 編」
「専門医が語るよくわかるこころの病気 遠藤俊吉、森隆夫 編」
「心の病の治療ポイント 平井孝男 編」「精神病 笠原嘉 編」
「心理学キ-ワ-ド 田島信元 編」



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