前に読んだ本で、こちらにUPしようと思ってずっと忘れていました。今思い出したので、忘れないうちにご紹介しますね。

忘れないよ!ヴェトナム (幻冬舎文庫)
忘れないよ!ヴェトナム (幻冬舎文庫)田口 ランディ

幻冬舎 2001-04
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この本は、田口ランディさんの処女作になります。

内容としては、田口さんが1ヶ月もの間、ヴェトナムに滞在し、自分の足でヴェトナム中を駆け回った旅行記、ということになります。田口さんはヴェトナム旅行中に実にたくさんの人々と巡り会います。それは日本人だったり、イギリス人だったり、タイ人だったり、人種もさまざま。そういう人との出会いの記録もまた、この本の魅力の1つだと思います。

さて、ここまで読んで、「なんだ、緘黙症と関係ない本じゃないか」とお思いの方もいるかと思いますが、ちょっとだけ緘黙症の話も出て来るんです。

田口さんが旅行中に出会った人達の中に、滝沢さんという小学校の先生が出てくるのですが、この先生が受け持っているクラスの中に場面緘黙(本書の中では、”場面寡黙”との表記になっていますが)の子供がいるとのことで、ページにして、3~4ページほどですが、緘黙に関しての田口さんと先生とのやり取りが書かれています。

その中の先生の発言は、教師としての本音の部分だろうなと思われるので、この場を借りて抜粋して紹介したいと思います。

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「どうしてやったらいいもんかなあ、ってずうっと悩んでたんだ。小学校の教師って、そういう情緒障害児の教育について特別な指導なんて受けてないし、実際、よくわからないんだ。どうやって接したらいいのか。何をしてやったらいいのか。うちの学校は1年ごとに担任が替わっていくから、何もしてやれないまま、もう次の先生に引き渡すことになる。今、5年生なんだけど、そうやって、あいつは、みんなから遅れたまま、中学まで行ってしまうのかもしれない」

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実はこの会話の後、滝沢さん自身が、ヴェトナム旅行中の自分の様子を「場面寡黙だった」と認める発言があったりしますが、それは、この本をまだ読んだことのない方のために、秘密にしておきますね。


一応、緘黙のことを取り上げている書物ということで、こちらで紹介させていただきました。ヴェトナムのことが田口さんの視点で書かれていて、普通に読んでいて楽しい本です。



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