2006.08.24 64の命
緘黙の体験談ではありませんが、先日急に思い出した出来事がありましたので、
思い出として書かせてもらいますね。

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私が小学5年生ぐらいの時のことです。

国語の宿題で、「地元にまつわる昔話を探す」という宿題が出されました。
昔話と言うことで、ずっと地元に住んでいる親やおじいちゃん、おばあちゃんに
話を聞くというのが宿題の目的でもあったように思います。

私も親に聞いて、昔話を書き留めたような気がするのですが、
どんな昔話を書き留めたのか、全く覚えていません。

数日後、みんなが昔話を集めただろうと思われる頃に、
国語の授業中に1人ずつ集めた昔話を発表することになりました。

席順に指名されて発表することになり、私は最後の方だったので、
他の生徒の発表をずっと聞いていたのですが・・・
私は、ある生徒の昔話を聞いて、すごくびっくりしたのを覚えています。

その子が発表した昔話を、うろ覚えですが書いてみますね。

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「64の命」

昔々、地元に「鶴山亀吉」という、とても力の強い人がいました。
彼はとても力が強く、いつも力自慢ばかりしていました。
力が強い証拠として、とても重い米俵を2つ背負い、
下駄を履いたまま、村じゅうを歩き回って見せたそうです。

けれど、亀吉の家系では、”64歳で亡くなる”という噂があり、
彼の父親も、祖父も64歳の時に亡くなっていたのでした。

そして、亀吉自身もまた、64歳でこの世を去ったそうです。

(おわり)


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たしか、こういう内容の昔話だったと思います。
この昔話で、なぜ私がビックリしたのかというと、昔話に出てきた鶴山亀吉(仮名)は、
なんと、私の母方の祖父だったからです。

まさか地元の昔話で、自分のじいちゃんの名前が出てくるとは想像もしていなくて、
ただただ、すごくビックリしてしまったのでした。
しかも、その時点でじいちゃんは健在だし。(当時70歳ぐらいだったと思います)

だから、私の発表の番が来たら、
「さっきの昔話にできてた鶴山亀吉は私のおじいちゃんだけど、まだ生きてます」
ってクラスの前で言おう、言わなきゃ、じいちゃんが64歳で死んだことになっちゃう!
って真剣に思ったんですよね。

だから、私の発表の番になるのをこの時ばかりは早く来ないかなって思っていました。
そして、次は私の番!!っていう時になって、なぜか先生が私を指名せず、後ろの子を
指名したんです。それからは、私が発表する機会がないまま、授業は終了してしまいました。


たぶん・・・私の様子がいつもと違うことを察したT先生が、私の番を飛ばしたんですよね。
(発表したくないのだろう)と解釈して、気を利かせたのかもしれません。
でも、この時ばかりは発表したかったなあ。

当時、クラスでは、先生に対して毎日日記を提出する決まりになっていたので、
私のその日の日記で、「あの昔話に出てきた鶴山亀吉は、私のおじいちゃんです!」
って書いた記憶があります。戻ってきた先生の返事は、

「とても力の強いおじいちゃんだったんですね。」

みたいなことが書いてありました。
「だったんですね。」って。・・・・まだ生きてるよーーーー!!

私はおじいちゃんが64歳で亡くなったと思われているのが、今でもちょっと心残りです。
まだ生きてたのに、なんで昔話にされちゃったんだろう、うちのじいちゃん

当時、母親に「昔話の宿題で、うちのじいちゃんがでてきたんだけど」
と話した記憶があります。母は、「確かに力持ちだったけど~、そういえば、
米俵を担いで歩いた時もあったような気がするなあ」なんて話してました。


ちなみに・・・鶴山亀吉じいちゃん(仮名です)は、私が高校2年生の時に亡くなりました。
長生きした方だったと思いますよ。

この季節だったからかな。
こんなことがあったなあ、なんて思い出したので書かせてもらいました。

この話でまた鶴山亀吉じいちゃん(仮名)との思い出を思い出したので、
後ほどUPさせていただきますね。




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