*All archives* |  *Admin*

2017/10
<< 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31  >>
先輩の命令
さて、久しぶりに緘黙の体験談に戻りたいと思います。

・・・*・・・*・・・*・・・

私が中学生の頃の話です。

お昼の休み時間だったと思います。私が自分の席に戻ろうと、教室の中を歩いていると、教室の出入り口の所にいる人と目が合いました。その人は1学年上の先輩だったのですが、私と目が合うと手招きで”こっちへ来て”というしぐさをしたので、私は(なんだろう?)と思いつつ、先輩のところへ行ったのでした。

私が近づくと、「S君、呼んできてくれる?」とお願いされました。その先輩は、うちのクラスにいる同じ部活の男子に用事があるらしいのです。たぶん、その先輩は私が緘黙だなんて事はもちろん知らないと思います。知っていたら声は掛けないだろうし。私は先輩に言われて頷いたものの、話しかけることができず、どうやってS君を呼び出そうかちょっと考えて、思い付いたのが肩を叩く方法でした。

私はS君の側に行き、席に着いていたS君の肩を叩きました。「トントン」→私の方へ振り向くS君。私はジェスチャーで、教室の入り口に先輩が来ていることを伝え、S君は私が指差す方を見て先輩を見つけると、「あぁ」という顔をしてさっさと先輩の方へ歩いて行ってしまったのでした。ああ、良かった。これで私の任務は終了!!(笑)

私の通っていた中学では、先輩、後輩の上下関係がとても厳しく、先輩の命令は絶対!という学校だったので、このままS君を呼び出せなかったら、どうなるかと思っていたので、ものすごく安堵したのを覚えています。

余談ですが、私のいた中学では校内でも校外でも先輩と会ったら、先輩が自分の前を通り過ぎるまで挨拶しながらずっと会釈をし続けなくてはならないというルールがありました。それがとっても苦痛だったなあ。例えるならそう、まるで「赤べこ」のように頭を小さく何度も上下しながら、その場で「さようなら、さようなら、さようなら・・・・」と言い続ける。先輩からの挨拶はもちろんあるわけ無いので、傍から見たら一方的な挨拶なのですが、もしも怠ろうものなら先輩に目を付けられるかもしれない、という恐怖が常に付きまとっていたので、とても苦痛でした。そのせいでちょっと出掛けたいんだけど休みの日も外出を渋ることもあるぐらいでした。

そういえばある日、先輩に会わないようにと祈りながら自転車に乗ってちょっと近所まで出掛けたことがあったんですね。ところが自転車で走行中に、思いがけずに先輩と会ってしまって、(挨拶しなきゃいけない、けれど、わざわざ自転車から降りたくない)という葛藤の末、自転車に乗って走行しながら「さようなら、さようなら、さようなら・・・・」と首を振りながら通り過ぎた時がありました。さすがの先輩もすれ違った直後、私の後方で「自転車に乗りながらやってる~(笑)」と笑ってましたけど、こういう時ってどうすれば正解だったんでしょうか?(笑)今思えばくだらない気苦労がいっぱいあった中学時代でした。今でもそういう変なルールが続いているかどうかは知りませんけど。たぶん無いんだろうな。

そういえばこんなこともありました。部活の時、先輩に私がダッシュの号令を掛けるようにと言われたことがありました。単に、「よーい、ドン!!」と言えばいいだけの話なのですが、私はどうしても「ドン!!」の部分で大きな声を出すのが恥ずかしくて嫌だったんですね。

それでとっさに考えた結果、「ドン!!」の部分を手で「パン!!」と叩くことにしたのでした。自分ではとても良いアイデアだと思ったのですが、いざ手を叩いてみると思ったより大きな音が出ず、号令を待っていた数人は、てっきり私が口で「ドン!」言うものだと思っていたのでズッコケてしまい、先輩に、「今、誤魔化しただろお~!!」と言われたことがありましたね(笑)人を呼ぶ時も、号令を掛ける時も、なるべく声を発したくない私なのでした。




テーマ : 緘黙症
ジャンル : 心と身体

Secret
(非公開コメント受付不可)

私も、どうしても人を呼ばないといけない時に、肩をトントンしてました・・・。それしか方法が無かったから。

トントンされて振り返ったら私がいて、誰が呼んでいるのか分かるのに、わざと分からないフリして、「なに~?」と言われたりする事もあり、私にとっては肩トントンすら恐怖の行為でした。。。
野ウサギ。さん、おはようございます♪

そうですよね、声を掛けずに人を呼ぶとなると、肩トントンしか方法はないですよね。
それを「なに~?」と言われたら・・・キツイですね。。。

そこにいるのに、見てもらえないこと、存在を無視されているような感覚。
私も何度も経験したなあ。。。
ポチッとしておきました。
るいさん、お久しぶりです。お友だちが随分増えましたね。
ランクが下がってもいいじゃないですか?野ウサギ。ちゃんや
素敵なお友だちがいつもコメントしているのに。
そっちの方が数なんかよりずっと大事じゃないですか?
私なんて営業成績悪いのに、全然気にしてませんから
(もうすぐクビだな、アハハ)
今度はず~と黙っててもいい仕事を見つけようかな?
ゆきんこさんお久しぶりです♪

ランキングよりお友達・・・そうですね、その通りです!!
ブログを通じてゆきんこさんをはじめ、たくさんの方に
出会えたことが、何より嬉しく思うこの頃です。
実生活では、なかなかこんな風にお友達は作れないですからね。

でも、ポチッとありがとうございました!
訪問ありがとうございます☆
online☆
現在の閲覧者数:
最新の記事☆
最近のコメント☆
  • 10/13:るい

  • 10/06:小林 一弘

  • 10/06:るい

  • 10/03:小林 一弘

  • 07/13:るい

ブログ・ランキング☆
いつもありがとうございます♪





プロフィール☆

るい

Author:るい
場面緘黙・複数の恐怖症・吃音などの経験を持つ主婦。タイトル下の文にある「中間族」とは、自己診断で場面緘黙・恐怖症と知りつつも治療を受けるほどではなく、かといって世の中を上手く渡れない、そんな中間の立場で生活している自分を例えた言葉。知らない場所・空間の中にいるのが苦手。人や環境に慣れるまでに時間が掛かり、その間は会話がなかなか成立しない為、第一印象で「大人しい・根暗・変な人」と思われがち。基本的に面白いこと大好きな明るい性格。慣れればよく喋りますが、文字の方が自分を出せてる気がします。喋るより書く方が好き。

★息子(ゴン)の紹介・・・今春から高1の15歳。運動苦手・勉強苦手・生真面目・大人しいという性格上、未就学児の頃から小学卒業まで嫌がらせなどのトラブル多数。小5、小6の2年間、学級・学年崩壊を経験。嫌がらせ・いじめ・暴力による怪我やトラブルが日常的に。クラスが落ち着き始めた頃、元友達からのストーカー行為により、ストレス性胃炎での遅刻、欠席が頻繁に。区域外の中学で心機一転、すぐに友達も出来、順調に思えた中1の5月、左足不随をきっかけに不登校に(後に心身症と判明)。同7月、WISC-IVでLDと判明。発達性協調運動障害の傾向も。約1年間の通院・カウンセリングを経て徐々に登校日数が増え、中3は欠席ゼロで中学を卒業。推薦入試で第一志望の高校合格をゲット。現在は元気に通学中。

☆来訪された皆様へ☆
当ブログはリンクフリーです。報告していただけると大変喜びます。★家族に内緒で開設しているため、家族が家にいる日は基本的に記事更新・コメントへの返信がほとんど出来ませんのでご理解ください。★当ブログ内の文章・画像などは無断で使用されないようお願いします。★宣伝やネットマナーに反するもの、私の嫌いな言葉遣いのコメントは管理人の権限で予告なく削除となりますのでご理解ください。
カテゴリー☆
緘黙仲間&お友達☆
月別アーカイブ☆
ブログ内検索できます☆
amazon