”友達になりたい” 

2006, 07. 17 (Mon) 08:08

さて、いよいよ中学校時代のお話に突入です!!

・・・*・・・*・・・*・・・

私が中学1年生の頃のお話。

同じクラスの中に、Yさんというクラスの中でもリーダー的存在の明るくて活発な女の子がいました。彼女はスポーツ万能で、成績も良く、誰からも好かれるようなタイプの子でした。

私の通っていた中学には、3つの地元の小学校からの進学がほとんどだったのですが、彼女と私は別の小学校出身だったので、当時は同じクラスメイトという以外は特に何の接点もない関係でした。

給食時のスタイルは特に決まっておらず、大抵、仲良し同士が机をくっつけて集まって食べていたのですが、ずっと緘黙だった私には給食を一緒に食べてくれる友達などいるはずもなく、当然のように私はずっと一人で黙々と食べていたのでした。


そんな生活が半年ほど続いたある日の給食の時間、そのリーダー的存在のYさんが突然私のところにやって来て、

「るいさんと友達になりたいな~。一緒に食べていい?」

と聞いてきたのです!突然、リーダー的存在の子に話しかけられ、すごく驚いた私でしたが、特に断る理由が見当たらなかったため、そのまま首を縦に振りOKサインを出したのでした。

その日から、私とYさんは机をくっつけて2人で一緒に給食を食べる日が始まりました。私は何も言わずに黙々と食べているので、時々Yさんが思いついたことを質問してくるのですが、私は首振りでの受け答えか、「別に・・・。」「特に・・・。」という返事しかできず、その場に居合わせるだけで精一杯だったのでした。(今思えば、会食恐怖症もあったんだと思います。) 本当は一緒に給食を食べてくれて、話しかけてくれて、すごく嬉しいはずなのに。。。

Yさんに質問されたことで覚えているのは、「好きな音楽とかあるの?」という質問。私は当時、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック(懐かし過ぎ(笑))が大好きだったので、本当は素直にそう答えれば良かったものを、「別に・・・」と答えてしまったのでした。なぜか自分の中の”素”の部分を学校で出してはいけない、意外な一面を出してはいけないと思っていて、言いたいことも言えない状態だったのでした。この時、素直に「ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロック」と答えていたら、もしかしたらYさんとは一歩進んだ関係を築けていたのかもしれません。

結局、どんな質問をしても素っ気ない返事しか帰ってこないことにYさんはしびれを切らしたらしく、約1週間で給食の相席はお開きとなったのでした。その後はYさんから再び声がかかることはなく、私はまた一人で黙々と給食を食べるスタイルへと戻ったのでした。

あの時、私に「友達になりたい」と言ってくれたYさんの言葉は、Yさんの心からの希望だったのかどうかは不明です。たぶん違うんだろうな。というのは、私が保育園の時に経験した、男の子が先生に頼まれて一瞬だけ私と遊んでくれたという出来事があったので、もしかしたら今回のこの1件も、Yさんが先生から依頼されて私に近づいてきたんじゃないかと思っています。けれど、もしYさんの本心からの気持ちだったとしたら・・・?

いずれにしても、私は自分に与えられたせっかくのチャンスを自らの手で台無しにしてしまったのでした。あの時、本当にYさんと友達になれていたら、その後の学校生活は一変して、楽しい学校生活を送っていたのかもしれないと未だに思う時もあります。でも、あの時はああいう態度をとるだけでも精一杯だったのも事実なのですが。。。。


でも、この件の約半年後。私は初めて心から”友達”と呼べる人と出会うことになります。その話は後日ということで。。。




コメント

小林 一弘

また、やって来ました。

 私は幼少の頃、Yさんの立場になった事、るいさんの立場になった事、両方の 経験があります。
前者は、やはり先生にお願いされて、その子にお付き合いするという物でしたが、自分自身ぜんぜんめんどうだとか、嫌だとか、そういう感情はなくて、そのこと普通の友達関係を築けたような記憶があります。
 その子は緘黙症だったかどうか・・・それはたぶん違うと思うのですが。

 後者は、遠足の時のお弁当の時間、私はただただ景色の良い場所を捜し求めて、人とは違う場所で一人で弁当をひろげてしまったような記憶があります。心配した友達がみんなして、一緒に食べようと迎えに・・・はー??なんかあった?
 その他、先生にはいろいろ心配かけることがあったような気がします。

 口数の多い、人の顔色を伺いながら、笑える話を連発してないと不安になるような人たちは未だに少し苦手です。
 
 るいさんの緘黙症のお話を聞いてると何かしら心に響く物が感じられるような気がして、つまらない話を書き込んでしまいます。
 笑って流してください。

2006/07/17 (Mon) 21:37 | 小林 一弘 | 編集 | 返信

るい

>小林さん

お返事が遅くなりスミマセンi-229

貴重なお話、ありがとうございます。
両方の経験をお持ちなんですね~。
先生から依頼されて・・・っていう場合もやっぱりあるんですね。
そういう依頼をされるっていう子は、性格的にいろんな人に対して
柔軟性があるんじゃないかなって思います。

後者の遠足のお話は、ちょっと天然入ってますか??(笑)
心配してくれるお友達がいるっていうのは、いいですね!
緘黙児にはなかなか友達が出来ないので、それはそれで
素敵な思い出だなって感じます。
小林さんの遠足の話を聞いて、忘れていた小学校時代の遠足の話を思い出しました!
後日、記事を書こうと思います。ありがとうございます(笑)

緘黙の経験談は、どうしても嫌な経験の方が多く、
ネガティブな感じになりがちなのですが、小林さんのように
何かしら心に響くものが感じられるとしたら、こうしてブログにしている
意味があるのかなって思います。
私としては、あえて自分の隠したい部分(弱い部分?)をオープンにすることで、
逆にそれを糧としたい気持ちもあるし、自分自身を受け入れて次のステップへと
ステップアップして、自分を変えていきたい気持ちもあるし・・・
最初は自分自身のためだけに書いていたのだけど、
そのうち、緘黙症のことをいろんな人に知って欲しいとか、
同じ経験を誰かと共有したいとか、いろいろ増えてきましたね。

純粋に、いろんな人のいろんな経験を聞くのも興味深いですし。
また何か思い出しましたら、遠慮なく書き込んで下さいねi-239

2006/07/19 (Wed) 17:15 | るい | 編集 | 返信

野ウサギ。

ちょっと残念な結果になってしまったんですね。。。Yさんが先生に依頼されてるいさんのところに来ていたとしても、それはそれでうれしい事じゃないですか?中学生だし、本当にイヤだったらやれない事だと思うよ。私にはそんな経験ないからちょっと羨ましいな♪

でも、リーダー的な人って自分とは違いすぎて近寄りがたいよね・・・。仲良くなれれば楽しいだろうけど、疲れそう・・・苦笑。

2006/07/20 (Thu) 08:57 | 野ウサギ。 | 編集 | 返信

るい

>野ウサギ。さん

そうですね、クラスメイトとお話できるチャンスがあっただけでも
よかった~って思います。チャンスを生かせなかったのは私だしi-229

けど、友達になったとしても性格が違いすぎて、後で苦労しそう(笑)
私は誰かにつられて行動しやすいタイプなので、
Yさんの積極的な良い面だけでも吸収できていたら良かったのに~って思ったり。
まあ、でも、この後の中2で友人と出会うことになるのですが。
その話は、後日!

2006/07/22 (Sat) 07:48 | るい | 編集 | 返信

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