2006.06.30 憧れの鼓笛隊
またまた小学校時代の話です。

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私が小学6年生の時のことです。
私の通っていた小学校では、毎年の運動会で小学4,5,6年生全員で鼓笛隊を結成し、
運動会で演奏を披露するというのが毎年の恒例でありました。
鼓笛隊は人数が多いため、大多数の人がリコーダーで、限られた人だけが
ドラム、ベルリラ、アコーディオンなどの特殊な楽器を演奏するというスタイルで、
特殊な楽器を演奏できる人は、6年生の中から決められていました。

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ある日のホームルーム時間。
担任の先生が立候補者を募っていたのですが、アコーディオンの演奏者が1人足りず、
困っていました。先生は、「誰かいない~?」とクラスのみんなを見回しながら、
なぜか時折、目配せで私に(立候補しない?)と無言の圧力を掛けてくるのでした。
たぶん、私が立候補しようか迷っていたのが、T先生に伝わったんでしょうね。

実は私には姉が2人いるのですが、2人とも小学6年生の時に鼓笛隊のアコーディオン
を担当していて、私は姉達とは5~7歳ぐらい年が離れているのですが、小さいながら
その姉の姿を見て、鼓笛隊でアコーディオンを演奏する姿に憧れていたんですよね(笑)

迷って迷った結果、私はずっと憧れていたアコーディオンを演奏するという夢を
捨てることが出来ず、自分が緘黙児であることを考えずに立候補してしまったのでした。
その時のT先生の嬉しそうな顔は忘れられません。
立候補者が出揃って嬉しかったのか、私が立候補したから嬉しかったのか解らないけど

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さて、勢いでアコーディオンの担当に立候補してしまった私。
翌日から、運動会に向けての各担当ごとの演奏の練習が始まりました。
どんな感じで練習したのかはよく覚えていません。私はアコーディオンを演奏するのは
初めてだったのだけど、少しずつ演奏できるようになり嬉しかったのを覚えています。

そうそう、1つだけ記憶している練習風景があります。
運動会で演奏を披露するという目的があったので、練習の中には、演奏しながら
列を乱さずに校庭を行進するという練習もありました。

私が前方の人との間隔を保って演奏をしながら行進をしていると、
後ろにいた同級生の女の子が、私に言いました。

「ちょっと、るいさん!もっとゆっくり歩いてやったらいいじゃない!
●●●ちゃん(私の隣を歩いている同じアコーディオン担当の子)が可哀想でしょ!?


私は最初、意味が分からなかったのですが、どうやら校庭を行進しているうちに
私の隣にいた●●●ちゃんは、足の膝の裏を蚊に刺されたらしく、そこから出血してしまい、
気になって歩きにくい、という事だったらしいことがわかりました。正直言って、
「そんなこと、横にいた私が知るかい
と思ったのですが、緘黙児だった私がそんなことを口に出せるはずもなく、
隣の子に合わせるようにゆっくりしたペースで歩いてあげたのでした。
私としては、行進の列が乱れる方が嫌だったんですけどね。(完璧主義なので)

まあ、そんなこともありつつ、鼓笛隊の練習は無事に終わり、本番も上手くいったような
気がします。(あまり覚えてません。写真もないし。)

必死でやっていたせいか、記憶がほとんど無いです。でも、憧れのアコーディオンを
姉と同じ鼓笛隊の中でやれたという記憶だけはしっかりと思い出となって残っています。

緘黙児としてのこの経験はどうだったのかはちょっとわからないけど・・・
同じくラスの中で私と仲良くしてくれた女の子も1人、ドラム担当になり、
特殊楽器の練習に一緒に参加できたのが、私にとっては大きかったかも。
練習に行く時に声を掛けてもらえたりしてね。誰かと一緒に行動できた、とか、
みんなと違う行動ができた(別の楽器を演奏できた)っていうのは、自分の中で
プラスになって、励みになっていたように思います。

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