K先生の思い出(3) 

2006, 05. 23 (Tue) 11:59

さて、ジャージを着た悪魔のようなイメージ(笑)のK先生の思い出話の続きです。

夏休みが明けてすぐの日、私は宿題を1つ忘れたまま学校へ行きました。それは、漢字の練習ノートだったのですが、全部の宿題を全てやったつもりでいた私は、休み明けの前日に初めてその宿題に気付き、慌ててやり始めたのだけど、一日で終えるような量じゃなかったんですね。

学校へ行く当日の朝にも半泣きになりながら書き続け、私が朝ご飯を食べる時には母親が代わりに漢字を書いてくれたりして(笑)、ギリギリまで頑張ったのだけどやはり終わらず、考えた末、この宿題はノートを忘れたために先生に提出できないということにしよう、と思いついたのでした。そして、そういう計画を実行すべく、私は登校したのでした。

学校では、始業式を終え、教室に戻るといよいよ宿題の提出が順に行われました。私は内心ドキドキいよいよ、漢字の練習ノートの提出の番が来ました。先生が他の宿題の時と同様に、「忘れた人~」と宿題を忘れた人の挙手を求めました。私を含め、数人の手が上がりました。(私だけじゃなかったのね)なぜ忘れたのか、先生が1人ずつに理由を聞くんですよね

・・・ ドキ ドキ ドキ ドキ (私の心臓の音)・・・・

いよいよ、私の番が来ました。

先生 「どうしたの。」
 私  「ノートを忘れてきました。」
先生 「家に帰れば(宿題は)やってあるんだな?」
 私  「はい。」
先生 「本当だな?」
 私  「はい。」

・・・・・私への尋問終了(笑)

私は無表情で淡々と応え、先生は私の目を睨んでいるかのように見ながら、質問してきましたが、どうやら私は嘘をついていないという判断を下したようです。私の作戦勝ちか!?

この日は午前中で終わりの日だったんだけど、帰りのホームルームの時間、先生は、「今日、宿題を忘れた人は、後で独身寮の私の部屋まで宿題を提出しに来ること!」と言ったのでした。独身寮とは、その名の通り、この地域に赴任している独身の先生方のための建物なんです。簡単に言えば、独身の先生だけが住めるアパートのことなんですけど。そこへ宿題を持ってくるようにという指令をK先生は出したのでした。

私は急いで下校して、宿題の漢字練習をやろうと思ったのですが、たぶん、母親がやってくれたんでしょうね、漢字練習のほとんどが終わっていたんです。ありがたや・・・なので、私は残りの漢字練習をあっという間にやり遂げ、まるで本当に最初から宿題をやってあったかのような速さで、先生の独身寮の部屋までそのノートを届けに行ったのでした。

先生の部屋の前に到着。ちょっとドキドキ。「ピンポーン」とチャイムを鳴らしてみると、「はーい」という甲高い声。すぐにK先生がドアを開けました。学校では滅多に見せない笑顔、しかもエプロン姿で。に、似合わない・・・と思いつつ、宿題のノートを無言で差し出す私。

先生 「あ、持ってきたのね。」
 私  「・・・(頷く私)」
先生 「お昼ご飯は食べたの?」
 私  「・・・(首を横に振る私)」
先生 「じゃあ、早く帰って食べなさい。」
 私  「・・・(頷く私)」

なんか、最後の辺はあやふやでよく覚えてない。けど、学校での姿と違うK先生の一面を見られた貴重な体験だったのは確か。K先生って女の人だったんだってその時本気で思いました。

母親の協力もあって、なんとか私の作戦は成功を収めたのでした。宿題をやってないと気付いた時には、本気で焦りました。母親もこの時のことをしっかり覚えていて、今でもたまに思い出しては、私を見て笑ったりしてますね(笑)今では笑い話だけど、当時は(宿題をやっていない=K先生に殺される)と思っていました(笑)他の生徒が竹刀でばちばち叩かれていたのを何度も見ていましたので。普段から恐怖のオーラを放っているK先生だったのでした~。

今こんな教師がいたら、きっと保護者は黙っていないでしょうね。

(2008年1月 微妙に追加・修正を加えました)



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