昨日記事に書いた、「ザ!世界仰天ニュース」の 「子供の心に潜む謎スペシャル」を先ほど観ました。「無口な少女の心の秘密」と題して、1984年生まれ岐阜県出身の入江紗代さんの場面緘黙だった過去が紹介されていました。 

歌が大好きで、家族のムードメーカー、明るく活発な女の子だった紗代さん。ところが、幼稚園入園した際に変化が。初めての集団生活で、入園から1ヶ月が経ってもしゃべりませんでした。家にいる時や幼馴染みの前ではよくしゃべる。でも幼稚園では話したくても話せない。何か言おうとする度に喉が絞まったようになり、声を出すことが出来ない。。。

小学生になっても声を出せない症状は続きます。クラスメイトからは次第に「感じ悪い」「いつも不安そう」などと思われるように。そんな自分を何とかしようと、紗代さんは自宅でぬいぐるみ相手に会話の練習をしたりしていたようです。

学校以外では活発な自分。そんな時でも、同級生に会うと途端に声を出せなくなります。そんな紗代さんの様子を見た親からは、「きちんと挨拶ぐらいしなさい」と言われるが、この状態をどう説明していいかわからない紗代さん。「話せない変な子」と思われたくないので、常に笑顔で大きくうなずくように心掛けていました。

学校での授業中の朗読は、声を出している自分をみんなに見られる恐怖との戦い。常に当てられないようにと祈っていました。当てられて頑張って読んでも、「聞こえません」と言われる。。。 

何かを察した親に「学校では大人しいの?」と聞かれるも、話せない自分を恥じていたので、事実を打ち明けられず、ずっと1人で悩みを抱え込んでいました。高校生になる頃には、話すことにも話しかけることにも疲れ、次第に人を避け孤独な高校生活を送ることに。

高校卒業にあたり、自分を変えたいと東京の大学に進学。ある日そこで、同じ授業の1つ年上の男性に「ノート貸してくれない?」話しかけられます。そのことがきっかけで、男性は会うたびにいつも紗代さんに声を掛けてくれ、自分が特に話をしなくても気にしない彼とは少しずつ話せるようになります。

彼と話せるようになったある日、偶然彼の友達と会いますが、話しかけられても声が出せず、気まずくなります。そのことを機に、自分は限られた人以外の前で声が出ないこと、それがなぜなのか分からないこと、それを知られることを恐れ続けてきたことを彼に告白。彼は、「俺にもできないことは結構多いよ。話せなくても紗代の中身は変わらないだろ」と受け止めてくれます。

彼の勧めでアルバイトを始め、少しずついろんな人と話せるようになったある日、27歳の時、インターネットで偶然、自分が場面緘黙症であることを知ります。その後、紗代さんは彼と結婚し、場面緘黙症の認知活動を行っています。

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といった内容のものでした。実名を出しちゃって大丈夫なのかしら?と思いまして、紗代さんの名前で検索してみたら、2014年から“当事者発信”の会「かんもくの声」を立ち上げて活動していらっしゃるんですね。今回の番組出演も、緘黙症の認知度に貢献した活動の一環なのでしょうね。番組で観た中では、紗代さんも私と似たような緘黙体験を送ってきたんだなという印象でした。

・幼稚園入園で発症

・親から「きちんと挨拶ぐらいしなさい」と言われる

・クラスメイトからは「感じ悪い」「いつも不安そう」などと思われる
         (私の場合、「気持ち悪い」「不思議な子」も含む)

・常に笑顔で大きくうなずくように心掛けていた
         (唯一できる意思表示!)

・外で同級生に会うと途端に声が出せなくなる

・自分が特に話をしなくても気にしない彼と出会う
         (私の場合、中2で出会った友達がそういう子でした)

・27歳の時、インターネットで偶然、自分が場面緘黙症であることを知る
         (私も27歳の時、ネットで偶然知りました)

・その後、結婚している
         (私の場合、結婚が先、緘黙を知ったのが後ですけど)

紗代さんと私の違うところは、私はなぜか授業の朗読や発言は平気だったんですよね。学校で話せていないという状況も、いつの間にか親に知られていました。たぶん、担任から聞かされて知っていたのではないかと思います。けれど、親が何をしてくれたわけでもなく、ごく普通に自然体で接してくれていました。今思えば、当時は緘黙症なんて認知度ゼロに等しいでしょうから、下手に病院へ連れていかれるよりも放っておかれたのが良かったのかなと思います。

克服するきっかけとしては、「自分が話さないことを気にせずに話しかけてくれる相手」とどこで出会うかっていうのが重要なのかな。しかもその相手は、大人ではダメなんですよね、たぶん。同年代で無くては。私はたまたま中2という早い段階で出会えてとてもラッキーだったと思います。

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場面緘黙症についての説明などもさらっとされていました。

クラスにいたとても大人しい子、学校ではほとんど声を聞いたことが無く自分から話しかけることも無く、周りから恥ずかしがりやで人見知りと思われることが多いが、実はそういう子は、場面緘黙症の可能性がある。

場面緘黙症とは、言葉を理解し話す能力はあるが、特定の場所で声を出せなくなる不安症。小児期の有病率0.15パーセントの割合で存在すると言われていて、2~5歳の間で発症することが多い。(667人に1人の割合) 声を聞かれること 話す姿を見られることに恐怖を感じ声が出せない。極度の緊張状態になる。
 
これは不安に関係にしていて、脳の中の扁桃体が過敏に反応していると思われる。自分がしゃべっているのを見られる、聞かれる状況になった時、脳の中で勝手に緊張してしまい、声を出すという部分の緊張が解けない状態になっているのではないかと考えられている。

人見知りの場合、最初は相手に不安を感じて話せないが、慣れれば話すことが出来る。場面緘黙症の場合、話しているのを人に見られたり聞かれたりすることに不安を感じ、一度”ある状況”(相手・場所・活動)で話せない経験をしてしまうと、同じ状況では話せなくなる。

治療法としては、段階的暴露法など。(徐々に慣らす。楽しい活動をするときは緊張感を下げてしゃべりやすくなる。うっかりしゃべっちゃった、となると次からは同じ状況で話せるようになる)

というような、簡単な説明・解説がされていました。脳の中の扁桃体が過敏に反応しているという説明、初めて聞きました。治療法にある、「うっかりしゃべっちゃった」は、私もとても効果的だと思います。楽しい活動の時っていうのは、夢中になっていますからね、うっかりが出やすい状況になりますので、とても効果的だと思います。

場面緘黙症の経験のある私の一番の治療法は、「自分が場面緘黙症だったという事実を忘れる」っていう事ですかね。時々、何かの拍子に思い出されますが(学校の保護者会だとか)、日常生活では忘れています。自分は普通だって思うこと、これが一番(笑)このブログであまり緘黙の記事を書かないのも、ソレが影響してるかと思います。普段、緘黙のことはあまり考えないようにしているので。

私は、緘黙症に関しては紗代さんのように精力的に認知活動を行っているわけではないので、一視聴者として、一経験者として「そうそう、そうなんだよね」と共感しながら観させてもらいました。視聴率としては、どれぐらいあったんでしょうね。ゴールデンタイムでの放送でしたから、認知度アップには随分効果があったのではないでしょうか∑d(d´∀`*)グッ!


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