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2017/10
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息子の高校受験体験談
前回の記事から少し間が空いてしまいましたね。この間、いろいろとバタバタしておりました。今回は忘れないうちに、息子が受けた都立高校の推薦入試の体験談を書いていきたいと思います。あまり参考にならないかもしれませんが・・・少しでも誰かの参考になれば幸いかと思います。

息子が受けた都立高校の推薦入試は、2日間に渡って行われました。

1日目、集団討論と実技検査。
集合時間8時半。高校の校舎内には、集合時間30分より前は入れないという注意が事前にありました。
息子メモ:中学校からは、集合時間の30分前に到着するようにとの指導あり。息子が8時前に高校の玄関へ着くと、すでに結構な人数の受検生が集まっていてザワザワしていたらしいですが、待ち時間での私語はしないようにという指導を受けていた為、息子は無言で待っていたらしい。それから、家から高校までの道中、高校まで徒歩で10分ぐらいという距離のところで、スーツの上に黒いコートを羽織った不振な男性をそれぞれ別の場所で2人見かけたとのこと。どこかに向かって歩いているわけでもなく、鞄も持っていなかったことから、(高校の先生かな?)と直感で感じたらしい。

時間になり受付が済むと、指示された部屋に移動。受検生が集まったところで、その日の受検の流れなどの説明があったとのこと。受検生を2グループに分け、それぞれのグループに分かれて集団討論と実技検査が行われたとのこと。

息子メモ:受検する子が全て集合していたので、いろんな子がいるなあと思ったそう。詰襟の襟カラーを付け忘れたら子がいたらしく、説明を聞いている最中に(パチッ パチッ)と留めている音がしていて内心、笑ってしまったらしい。寒い日だったのですが、コートを着ている子はいなかったようです。息子も普段はコートを着ることもあるのですが、玄関先でコートを脱ぐといったマナーを忘れたりとか、置き場所に困ったりしそうだからと言って、マスクだけ装着してました。(マスクも玄関先で外すマナーになってます)

集団討論は、受検生6~7人に対して試験官3人。受検生は実名ではなく、それぞれアルファベットでAから順に名前を振られたとのこと。試験官の1人が討論の進行役で、全体に上手く話を振ってくれたので、自分から手を挙げて発言する必要がなかったとのこと。

息子メモ:学校によっては、受検生だけのフリースタイルで討論したところもあったとか。手を挙げて発言することが苦手な息子は、「進行役がいて助かった」と言っていました。集団討論の試験場所へ移動する途中の廊下に高校の先生が何人かいて、通り過ぎる時に意識して挨拶をしたとのこと。その中にはさりげなく校長先生もいらっしゃったとか。

討論内容は、幾つかのワードが出され、「この中で大切だと思われるものから順に順位を付けろ」みたいな内容だったようです。Aさんから順に意見を聞かれたり、そのワードを選んだ理由を聞かれたりしたとのこと。討論時間は40分。じっとしていることが苦手な子にとっては、耐えられずにボロが出てくる絶妙な拘束時間だったらしく、そういう子は他の人が意見を述べている時に足を伸ばしたり、首を曲げてみたり、(はぁ~)っと溜め息?深呼吸?をしてみたり、座っている姿勢が崩れてきたりと、息子から見ても「ん?」と思うような態度をとっていたらしい。

息子メモ:とにかく緊張した。自分より先に発言した人がモゴモゴと小さい声で発言していたのを聞き、(なんだ、みんな大したことないな)と思ったら緊張が軽減され、自分なりに大きい声で発言できたとのこと。しかも、先に発言した子とは別の切り口からの意見が言えたとかで、手応えがあったとか。(息子の後に発言した子が2人、息子と同じ意見を言っていて、「パクられた!」と思ったらしいですが、試験官に理由を聞かれた時にうまく答えられなかったらしく、「よっしゃ!」と思ったらしい) 

集団討論が終了後、30分間の休憩。その後に試験場所へ移動し、実技検査が50分。工業高校でしたので、作図がメイン。中学の技術で出てきたキャビネット図や等角図のような図形を、指定された倍率に縮小・拡大して作図。平面図から立体図に作図したり、複雑な形の図形を指定された採寸で書き写すといった問題。指示されていた持ち物は、シャーペン(芯はHB、0.5mm)と消しゴムのみ。作図に必要な定規などは、高校側で用意したものを使うようにという指示だったとのこと。

息子メモ:高校で用意されていた定規が、特殊な?定規だったらしく、1目盛り1センチだと思って使用していたら途中で違うことに気付き、書き直したりしたので思っていた以上に作図に手間取ったとのこと。1問、緊張しすぎて問題の説明の意味が理解できなくて、白紙で出したとか。(帰宅後、私に言われてやっと説明の内容がわかり、かなり悔しがってました。長文の読解力の無さ) 5問中4問は家で練習していたような作図だったので完璧だったと思う、とのことでした。

2日目、個人面接。
1日目の帰りに、2日目の個人面接の説明が書かれた用紙が配られました。受検番号によって前半・後半と分けられていて、集合時間も8時半、10時半と分かれていました。息子は前半。

息子メモ:個人面接の前半・後半は、受検番号順に分かれていたのですが、その表を見て気付いたことが。それぞれの学科の受検番号の最終番号が、事前に公表されていた応募人数より平均5人ほど少ない!(おそらく出願書類の不備によるもの。受検票に写真がない、志望学科の記入がない、調査書の入った封筒を開封しているといった不備、挙句の果てには、受検票を受け取らずに帰宅した人もいたと高校の先生が話していたらしい。息子の受けた高校に限らず、今回の入試では全体的に出願書類の不備が多く見られたらしく、教育委員会から各中学校へ「出願書類の見直しを徹底するように」という通達が出されたとか。おかげで倍率が下がってくれてラッキーではありますが

個人面接では、面接の会場の部屋の近くの廊下に椅子が並べられ、そこに受検生が並んで座り、順番を待っていたようです。緊張のせいか、周りの受検生にベラベラと話しかけている受検生がいて、息子もなにやら話しかけられたようですが、私語を慎むように指導されていたため、声を出さずに首振りで対応してごまかした、と言っていました。反面、しっかり面接の受け答えのメモを見て練習している子もいたようです。息子は、ひたすら前を向いて銅像のように固まっていたらしい。

面接時はとても緊張したらしく、息子が「思い出したくない」というので、詳細な様子は聞けてないのですが、息子が自分から話してきた内容を繋ぎ合わせると、こういうことだったようです。まず、中に入って椅子に座った時、目の前には3人の面接官がいて、そのうち1人は、自分が出願する時に受け付けてくれた見覚えのある先生(お爺ちゃんっぽい)だったとのこと。主に質問してくる先生がそのお爺ちゃん先生だったらしく、椅子に座ってからの最初のやりとりがこちら。

面接官「キミ、もしかして緊張してるかい?」
 息子「はい、結構緊張しています。」
面接官「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ、はっはっは!」

このやりとりで、「な、なんだ?」と出鼻をくじかれた感じ?逆に肩の力が抜けたのだとか。質問の内容は、「高校の志望理由」「その学科を希望した理由」「趣味や特技」は、練習していたので大丈夫だったようですが、「あなたの通っている中学校はどこにありますか」という質問は全く想定外だったので練習しておらず、また中学校は目印になるような建物もない立地にあるため、迷った息子は、家から中学校までの道のりを思いつくままに説明したらしい。面接官からは、「結構家から遠いんですねえ」と言われたんだそう。

中でも面接官が一番食いついた質問は、息子の趣味について。息子、ちょっと変わった趣味がありまして、古いものを集めるのが趣味なんですね。その中の「例えばこんなものが家にあります」と話した中の、あるモノに試験官が食いついたようで、「なぜそれが好きなのかなあ?」「それの使い方とか良いところを知らない人に説明できるかなあ?」と聞かれ、それが好きな理由とかそれの良いところ、使い方などを説明したらしい。

息子メモ:いろんな質問を想定して練習して臨んだが、質問が思っていたより少なかった。質問してきた人は1人だけで、あとの面接官はメモをとっていたようだ。出願時に出した自己PRカードを面接官がジ~ッと読んでいたけれど、不登校については聞かれなかった。(自己PRカードは、面接時に面接官が参考にする資料で、点数には無関係。息子はこの自己PRカードに自分が中1、中2と不登校だったことも敢えて書いていました。) 面接官が食いついてきた息子の趣味のモノに対する質問。息子は、普段は口ベタですが、自分の好きなことの話になると別人のように饒舌になるので、おそらくとても楽しそうに生き生きと語ったのだろうと想像できます。そしてそれが第2志望の学科に関係あるようなモノだったことから、おそらくこれが理由で第2志望の学科へ回されての合格だったのだろうと感じています。

面接が終わり、部屋から出てドアを閉めて廊下に立った息子は、周りに誰もいないことを確かめてから、閉めたドアに向かって(受かりますように!)と両手を合わせて拝んできたと言っていました。その後は、真っ直ぐ帰宅。お疲れ様!

★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━★

息子の推薦入試の体験談は、以上になります。
推薦入試前、「あ~!ゼッタイ合格したい~!!」という息子の雄叫びを、家で何度か聞いていましたので、面接後に1人で廊下で手を合わせたっていうエピソードを後から知り、息子なりに必死に受験に臨んだんだなと感じていました。良い結果に繋がってくれて、本当に良かったです。

第1志望ではなく、第2志望の学科での合格ということについてですが。どちらの学科も、基礎的な部分は同じことを1年次に習得できますので、そんなにがっかりはしていません。むしろ、息子の書いていた高校の志望理由や趣味、入学後にやりたいことなどから、正直私は、最初から息子には第2志望の学科の方が向いているのでは?と思っていたぐらいなので、不幸中の幸いといった感じでしょうか。第1志望の学科の方が取得できる資格の数が多いというところで第一志望の学科を選んだという経緯がありましたので、今となっては息子も、「逆に、第2志望の学科になって良かったような気がする」と言っており、いずれにしても納得の学科での合格ということになります。

ちなみに。集団討論時に姿勢や態度の悪かった受検生、面接時の廊下でおしゃべりしていた受検生は、合格発表後の手続きの場で姿を見かけなかったようです。。。

都立一般入試は、今週金曜がいよいよ本番。息子の学校でも、3学年の先生、生徒、いずれもピリピリしているようです。みんなが希望する高校へ進学できますように!みんなが笑顔で卒業できますように!微力ながら応援しつつ、この記事は〆させてもらいます。



テーマ : 不登校
ジャンル : 学校・教育

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るい

Author:るい
場面緘黙・複数の恐怖症・吃音などの経験を持つ主婦。タイトル下の文にある「中間族」とは、自己診断で場面緘黙・恐怖症と知りつつも治療を受けるほどではなく、かといって世の中を上手く渡れない、そんな中間の立場で生活している自分を例えた言葉。知らない場所・空間の中にいるのが苦手。人や環境に慣れるまでに時間が掛かり、その間は会話がなかなか成立しない為、第一印象で「大人しい・根暗・変な人」と思われがち。基本的に面白いこと大好きな明るい性格。慣れればよく喋りますが、文字の方が自分を出せてる気がします。喋るより書く方が好き。

★息子(ゴン)の紹介・・・今春から高1の15歳。運動苦手・勉強苦手・生真面目・大人しいという性格上、未就学児の頃から小学卒業まで嫌がらせなどのトラブル多数。小5、小6の2年間、学級・学年崩壊を経験。嫌がらせ・いじめ・暴力による怪我やトラブルが日常的に。クラスが落ち着き始めた頃、元友達からのストーカー行為により、ストレス性胃炎での遅刻、欠席が頻繁に。区域外の中学で心機一転、すぐに友達も出来、順調に思えた中1の5月、左足不随をきっかけに不登校に(後に心身症と判明)。同7月、WISC-IVでLDと判明。発達性協調運動障害の傾向も。約1年間の通院・カウンセリングを経て徐々に登校日数が増え、中3は欠席ゼロで中学を卒業。推薦入試で第一志望の高校合格をゲット。現在は元気に通学中。

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