「消しゴム、貸して」 

2006, 03. 06 (Mon) 08:11

私が小学4年生の時の話です。

いつものように授業を受けていたのですが、字を間違えて消そうと思った時に、自分が消しゴムを家に忘れてきたことに気付きました。今思えば、とりあえず間違えた箇所を二重線で訂正して、その横にでも正しく書いておけば良かったのですが、担任の先生はとても厳しい人で、そういう些細なことでも気付かれたら怒鳴られると感じた私は、悩んで悩んで考えた結果、意を決して隣の席の男の子にこう言ったのでした。

「消しゴム、貸して」

その後の記憶が今となっては思い出せないのですが、男の子はすんなり消しゴムを貸してくれたような気はします。後日、なにかの時に、「なんで話さないの?あの時『消しゴム貸して』って言ったくせに。」と、この時のことを言われた記憶があります。かなり切迫した状況にならない限り、私は声を発しなかったみたいです。

ちなみに・・・

この時消しゴムを貸してくれた男の子は、後日、同じ班になったことが何度かありました。当時、給食前に班ごとに机をくっつけて姿勢を正し、先生に「よし!」と許可された班だけが給食の準備に入れるということをやっていたのですが(今となってはどういう主旨なのかわからないのだけど)、その先生の許可待ちで、姿勢を正している時間に、なぜか視線を感じたんですね。私の向かい側に座っていた消しゴムを貸してくれた男の子が私と目が合う度に「アッカンベー」だの「イ~~」の表情などをして、私を毛嫌いしていたのでした。

待ち時間の「アッカンベー」だの「イ~~」は、何日か続いたのだけど、ある日、私の隣に座っていた女の子が男の子の表情が変なのに気付いて、「●●●●(男の子の名前)、何やってんの?」と言ったことがきっかけで、それは無くなりました(笑)たぶん、消しゴムの時以外、話さなくなった私の態度に嫌悪感を覚えたんでしょうね。それ以降はまた平穏な日々に戻ったのでした。


「話さない」というだけで、嫌われたり、汚いと思われたり。そういうことは日常的にあったように思います。


☆ブログランキングに参加しています。 ポチッと応援よろしくお願いします。


コメント

コメントの投稿

非公開コメント