私が小学2年生ぐらいの話です。

ある日の掃除の時間、私は教室で拭き掃除をするために手に雑巾を持っていました。これから掃除をしに行こうとしていたところに、同じクラスの男の子が1人、私のところに近づいて来て、「おい、それオレのだ。雑巾よこせ。」と言いました。私が手に持っていた雑巾は、クラスの掃除用のもので、誰のものという決まりはありません。明らかに、雑巾を自分で取りに行くのが面倒だから私から奪い取ってやろうという魂胆が見え見えなのでした。思わずムッとした私は、気が付けば面と向かってこう言っていたのでした。

「これは私が使う雑巾だよ。なんで渡さなきゃならないの?いつ誰があんたのだって決めた?」

回りに誰もいなくて、私とその男の子だけだったということもあったのかもしれません。けれど、それ以上に一瞬にして心の底から沸々と怒りがこみ上げてきて、自分が緘黙であることも忘れ、気付いたらすごい早口で男の子に文句を言っていたのでした。男の子は、私がこういう反応を示すとは思わなかったらしく、一瞬びっくりしたような表情をして、「うるせえ。」を捨てぜりふを吐き、その場からいなくなったのでした。

感情が高まると、普段冷静沈着な自分でも、理性が保てなくなるんですね。これは自分でも後から「しゃべっちゃった!!」とびっくりした出来事でした。クラスの子に文句を言えたのは、後にも先にもこの時だけです。子供の時って、まだまだ自分の感情をコントロールできないものなんですね。だからこんな風についしゃべってしまうこともあるんです。大人になったらつい喋ってしまうなんてことが無くなってきますから、緘黙症を治すならやっぱり早期がいいんだろうなって思います。


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