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2017/06
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好きな人、いる?
前回書いた体験記事「Kちゃんから贈られた、新たな出会い」からの続きになります。

高校へ進学したのをきっかけに、急激に親しくなった私とSちゃん。
SちゃんはKちゃんとはまた違った意味で、天然な感じで明るい子でした。でも、小学生の頃はどちらかというと暗い感じの子だったという話をKちゃんから聞いた時にはびっくりしたものです。とてもそんな風には見えないくらい、明るくておしゃべりな子だったから。

何かがきっかけになり、自分の殻を破ったんでしょう。私にとってはそんなSちゃんがとても羨ましい感じもあったかな。Kちゃんとは純粋に「友達」という感じでしたが、Sちゃんとはどちらかというと「ライバル」的な感覚があったような気がします。

なにはともあれ、学校にいる時は、とにかくSちゃんといっしょに行動していましたね。Sちゃんの方も、当然のように私と一緒にいてくれ、決して強制したわけではなかったのですが、お互い慕っていた感じですね。中学の後半、Kちゃんと過ごせたことで、学校で多少は笑ったり話したりすることに慣れていたおかげで、高校生活のスタートは今までの学校生活の中で一番気を楽にして過ごせたように思います。ある程度、困った時の対処法なども心得ていたこともあるし、単語を繋ぎ合わせたような会話でも、自分で話すことで解決することもできるようになったし、比較的楽しく過ごせたかなと思います。とはいえ、自分で行動を制御してしまうことも多々ありましたが。

Sちゃんは積極的な子だったので、好きな先輩ができたといっては騒ぎ、手紙を渡したとか、バレンタインデーにチョコを渡すだとか、そういう話もたびたびあって、相談されたりだとか、話を聞かされたりもしましたね。いずれにしても、人と話をすること自体が難しい私にとっては、誰かを好きになるとだとか告白するだとかそういう話は全く縁のないものであって、自分とは一生無関係の話だと思っていました。だから、アドバイスらしいことも特にできなかったし、Sちゃん的には他の友達にも恋愛の相談をしていたようです。まあ、それが私に相談するより懸命だったと思います(笑)

そういうSちゃんでしたので、こういう質問をされたことがありました。

「るいさんは、誰か好きな人とかいる?」

正直、誰かを好きになる感覚がよくわからないまま生きていたので、好きな人と聞かれてもとは思ったのですが、好きな人が一人もいないというのもなんか寂しいなと思い(笑)、誰か過去に気になった人がいたかな・・・・?と思い返したところ、1人の男の子の顔が浮かびました。

あれは、私が小学5年生の頃のこと。学校で縦割り班(1つの班を1~6年生数人で構成するやつですね)で掃除をするのですが、その時の私がいた班の班長だった6年生の男の子。ある教室の掃除をしていた時に、机の上に置いてあった誰かが着替えたジャージのズボンのお尻のところが膨らんでいたのが気になったので、手でポン!と潰したんですね。その時に、「なにやってんの~」と笑いながら班長だった男の子が声を掛けてくれたのを思い出しました。その時、男の子が私に話し掛けてくれたことで楽しい気持ちになり、すごく嬉しかったのを覚えています。

そういえば、それ以来、なんとなくその男の子のことを気にかけていることを思い出し、とりあえず、Sちゃんにはその男の子が私の好きな人だということにすることにしたのでした。当時私にとっては異性よりも友達がいるかいないかの方が重要でしたので、本当にその男の子のことが好きだったのかは不明ですが、Sちゃんの質問に対しての答えとして、「自分の好きな子」として意識させられたことで、逆にそれ以降がその男の子のことを意識した感じがありましたね。

その男の子は同じ高校に進学していましたので、たまに学校で見かけたりしましたが、小学生当時からの爽やかな感じの印象が変わらないままだったので、タイプかどうかは自分でも解からないけれど、嫌いではなかったように思います。

数ヵ月後、私と同じ部活の後輩だった女の子と付き合ってるという噂を耳にし、なーんだ、と思った記憶があります。その子と付き合う気は毛頭無かったのですが、相手の女の子がちゃらちゃら系だったので、そういう趣味か、と思い、なんかがっかりでしたね。
そんなこともあり、その男の子を意識していたのはほんのわずかな期間でしたが、今思えばそれが私にとって初めての恋愛感情だったのかもしれません。
「その人のことが気になる」っていう感覚が、人を好きになる始まりなんだろうなと今では思うので。


そうそう、話は戻ります。
ということで、Sちゃんの、「るいさんは、誰か好きな人とかいる?」という質問に対し、私はその男の子のことをイメージしながら話をしたのでした。おそらく、私に好きな子がいるという話になるとは思っていなかったのでしょう。Sちゃんは「なんかこっちが照れるからもういい」と顔を真っ赤にしながら質問をやめたのでした。


今回は、なんかこういう話しを書くつもりは無かったのですが、急に思い出したので書かせてもらいました。そうそう、こんなこともあったなと思いながら(笑)
今日はもう、長文になってしまったので、続きは次回にしますね。



テーマ : 緘黙症
ジャンル : 心と身体

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NoTitle
「好き」という感情について改めて考え直す素敵な
エピソードですね。

友だちになるときにも、お互いに好感もちあうのだけど、ひとりひとりに対する「好き」は自分のなかで違っているのだな・・・と。
友情と愛情・親子・家族愛も相手に対する「好き」という気持ちも色々で一言では全く表せないし、比べることもできない。

「初恋」とは、友だちや家族と違った格別の「恋する気持ち」を湧き立たせてくれた「初めての異性」という意味でとても重要なのでしょうね。
因みに私は小学2年生でした・・・v-119



NoTitle
●ゆきんこさんへ

コメントありがとうございます~。
自分では初恋っていう気は全くしていないんですけどね(笑)
たま~に見かけると「あ、いるな」と思うだけで、自分の方から
会いたいだとかは全然思いませんでした。
異性に限らず、人と接すること自体が難しい状況でずっと
過ごしていましたから、
そういう感覚が乏しくて、自分では判断できていないんでしょうねi-229

ゆきんこさんの初恋、小2ですか~。
今度良かったらお話、聞かせてくださいねi-228
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るい

Author:るい
場面緘黙・複数の恐怖症・吃音などの経験を持つ主婦。タイトル下の文にある「中間族」とは、自己診断で場面緘黙・恐怖症と知りつつも治療を受けるほどではなく、かといって世の中を上手く渡れない、そんな中間の立場で生活している自分を例えた言葉。知らない場所・空間の中にいるのが苦手。人や環境に慣れるまでに時間が掛かり、その間は会話がなかなか成立しない為、第一印象で「大人しい・根暗・変な人」と思われがち。基本的に面白いこと大好きな明るい性格。慣れればよく喋りますが、文字の方が自分を出せてる気がします。喋るより書く方が好き。

★息子(ゴン)の紹介・・・今春から高1の15歳。運動苦手・勉強苦手・生真面目・大人しいという性格上、未就学児の頃から小学卒業まで嫌がらせなどのトラブル多数。小5、小6の2年間、学級・学年崩壊を経験。嫌がらせ・いじめ・暴力による怪我やトラブルが日常的に。クラスが落ち着き始めた頃、元友達からのストーカー行為により、ストレス性胃炎での遅刻、欠席が頻繁に。区域外の中学で心機一転、すぐに友達も出来、順調に思えた中1の5月、左足不随をきっかけに不登校に(後に心身症と判明)。同7月、WISC-IVでLDと判明。発達性協調運動障害の傾向も。約1年間の通院・カウンセリングを経て徐々に登校日数が増え、中3は欠席ゼロで中学を卒業。推薦入試で第一志望の高校合格をゲット。現在は元気に登校中。

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