以前書いた記事『Kちゃんと過ごした中学時代』の続きになります。

Kちゃんと友達になってからというもの、私の中学校生活は一気に良い方向へと変わっていきました。気を許せる友達がいるだけで、学校というものがこんなに楽しい場になろうとは想像すらしていませんでした。

ずっと続くと思っていたKちゃんとの学校生活ですが、中学卒業と同時に、それは途絶えてしまいました。Kちゃんは、家庭の都合で高校へは進学しなかったのです。私は高校へ進学することになっていましたので、Kちゃんと過ごせた楽しい時間は1年ちょっとしかなかったのですが、私にとっては何十年にも相当するような充実した時間でした。おそらく、皆さんが何年か掛かってするであろういろんな経験を一気にしてしまった、そんな感じです。

春になり、私は地元の高校へ進学。Kちゃんは、某会社へ就職しました。地元の会社だったので、会おうと思えば会えたんでしょうけど、頻繁に会ったり遊んだりした記憶は無いですね。私の感じた感覚ですが、Kちゃんの方に、みんなと同じように進学できなかったという劣等感があったようで、私以外の友達ともあまり会ったりはしていなかったようです。

私は私で、高校という新しい環境に慣れるために四苦八苦していましたので、正直な話、Kちゃんのことを気に掛ける余裕が無かったように思います。たまに手紙や電話をしたんだっけ?なぜかあまりその辺の記憶がありません。

さて、高校生活ですが、地元の高校でしたので、同じ中学から進学した子が大半、地元の他の中学から進学した子が3分の1ぐらいという感じでした。知ってる顔がほとんどなので、環境が変わったのでこれを機に自分を変えよう!などとは思いませんでした。人間関係はもう出来上がっているのと同じでしたし。

とはいえ、Kちゃんのいない学校生活はどうなるのだろう?と思っていた私に、新たに心を許せる友達ができるとは思ってもいないことでした。その子は、私と同じ中学だったSちゃん。Sちゃんは、Kちゃんと小学・中学と一緒で、Kちゃんと友達だった子です。中学の頃には私と同じクラスでしたので、もちろんSちゃんの事は知っていましたが、お互いに直接遊んだとか会話したとかはほとんど皆無に近い状態だったんですね。

Sちゃんとの唯一の中学の思い出といえば、どういう成り行きだったかは覚えていないのですが、Kちゃんが私とSちゃんに、「この紙に2人で絵を書いてちょうだい」と言って、その場を立ち去ってしまったんですね。ということで、机の上に置かれた紙を前に、Sちゃんと二人きりになってしまった私。慣れない人の前で絵を書くという行動を起こすには、当時の私にとってはかなりの勇気が必要だったらしく、シャーペンを持ったまま固まっている私。Sちゃんもどう対応していいかわからない私を目の前にして、困惑していたことでしょう。約10分ほどの休み時間の間にSちゃんは私に「これに何か書くんだって」と一言話し掛けただけでした。私は「うん」と頷いただけ。休み時間終了のチャイムとともに急いで席に戻れてホッとした、そんな思い出があります。

さて、そんな間柄だった私とSちゃんですが、同じ高校へ進学したのを機に、一気に距離を縮めることととなりました。今思えばたぶん、SちゃんにとってもKちゃんは一番の友達だったんじゃないかな。Kちゃんがいない学校生活が始まってすぐ、Sちゃんの方から私に話し掛けてくれたような気がします。きっかけは良く覚えていないのだけれど、気が付けば、私とSちゃんはあっという間に仲の良い友達になり、いろんなことを話せる仲になっていました。Sちゃん曰く、「るいさんって、こんなに面白い人だとは思わなかった!」と言われたのを今でも覚えています。外見とのギャップがかなりあったのかなと思います。

思えば、Sちゃんと親しくなれたのも、KちゃんがSちゃんと友達だったからだと思うし、私の人生においてのKちゃんの存在ってかなり大きいと思います。

高校時代のお話はまた次回にということで!



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