今回は、緘黙児と思われる子が主人公の絵本をご紹介します。

4652013019いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね
長谷川 集平

理論社 1979-01
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いっちゃんは、お話がしたいのにおしゃべりが出来ない女の子。
おしゃべりしようとすると胸がドキドキして、汗が出て、喉がからからになって・・・

おしゃべりしたいのに出来ないという子供のもどかしい気持ちが
とてもうまく表現されていると思います。
新米のいくこ先生のことを(私と一緒)と感じるいっちゃん。
そのいくこ先生が泣きそうになっているのを見たいっちゃんの
切羽詰った行動が、いっちゃんに奇跡の一歩を起こします。

いっちゃんのような子、クラスにいませんか?いませんでしたか?
この絵本を読んだ子供たちが、いっちゃんのような子を思いやれるような
優しい気持ちを持ち合わせてくれるといいなと思いながら読みました。

この絵本には、「緘黙」という言葉はいっさい出てきません。
ただ、いっちゃんの様子が私自身の子供時代と重なっている部分もあったため、
緘黙児っぽい要素もあるのでは?と思い、ご紹介させていただきました。
いっちゃんの内面の心境がさらっと描かれており、こういう子の気持ちが
子供が読んでも理解しやすく仕上がっているように思います。



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