以前、Kちゃんについての記事をいくつか書かせてもらいました。Kちゃんは場面緘黙児だった私と友達となり、私に奇跡をくれた友人です。Kちゃんと私は遠距離のため、ここ数年会ってはいないのだけれど、年賀状と不定期な手紙のやり取りは毎年欠かさずに続けていて、今に至ります。メールじゃなくて、手紙というのがまたいいですね(笑)相手の直筆で書かれた手紙を見ると、懐かしいって思えます。

去年は手紙の交換がほとんど無く、お互いバタバタ過ごしていたようです。急になんだかKちゃんに手紙が書きたくなって、私からKちゃんに手紙を出したのが今週の月曜日。忙しくしているだろうからと返事は特に気にしていませんでした。

そんな中、おとといの水曜日、家にいると、珍しく私の携帯電話に着信が。見知らぬ電話番号。いつもなら知らない番号は無視するところですが、なんだか珍しく対応する気になり、電話に出た私。

私 「もしもし?」
「もしもし?誰だかわかる?」
私 「え?あ!! Kちゃん!?」
「そう~!よくわかったねえ!」

なんと、Kちゃんから電話だったのです!数年ぶりに声を聞いたにも関わらず、すぐにKちゃんだとわかった自分にもびっくり。 (人付き合いが少ない私だから可能なんでしょうけどということで久しぶりに、実に5年ぶりぐらいにKちゃんと会話をしました。

「ちょうど、るいさんに手紙を書こうと思ってたら手紙が届いてね。(手紙を)読んでたら涙が出てきちゃって。急に電話がしたくなったの。」とKちゃん。
実を言うと、Kちゃんは電話とか手紙とか苦手な人なんです。そのKちゃんが電話をしてきたということは、彼女のなかで私からの手紙がかなり心を打ったということなのでしょう。同じ時期にお互い手紙を書こうと思ったりしているところをみると、遠く離れてはいるけれど、気持ちはいつも通じているんだなって思えて、なんだかこっちまで嬉しくなったりもしました。

Kちゃんと話し出した途端、自然と東北訛りになってしまう私。久しぶりに方言丸出しで会話を楽しみました。田舎に残っている同級生のその後の話を聞いたり、Kちゃんの現在の様子を聞いたり。お互い結婚して子供もいるので、子どもの話をしたり、家族の話をしたり。なぜか、出産の時の話や更年期障害の話、節約の話なんかも出たりして、中学の頃では絶対にありえなかった話もあったりして楽しかったですね(笑)

電話の後半、Kちゃんに「昔と全然変わってないね!」と言われました。それはKちゃんにとってはとても嬉しいことだったようです。実は当時、KちゃんのほかにSちゃんという友達もいたのですが、Sちゃんも私と同じように東京に出てきたのですが、学生の時とはまるで別人のように変わってしまって、Kちゃんにとっては、まるで別世界の人間に思えて、近寄りがたくなってしまったとのこと。でも、るいさんは昔と変わっていなくて、今でも友達としてこんな風に付き合えて嬉しいということを言われました。

正直、私としては自分を変えるきっかけを求めて上京したというのもあり、結果としては思った以上に自分自身が頑固で自分を変えられなかったといういきさつもあるのですが、こうしてありのままの自分を受け止めて付き合ってくれる人もいるんだという事実、Kちゃんの存在が私自身に対して”そのままでいいじゃん”と言ってくれているような気がして、なんか気持ちが軽くなったというか、Kちゃんからパワーをもらったというか、すごく安定した気持ちになれたのでした。

私が緘黙児だった頃を知っている、貴重な友達、Kちゃん。
 「話してみれば面白い人なのにね!」
私 「話をするようになるまでが大変なんだよね。」
 「でも、私だってそうだよ。いろんな人と話なんて出来ないよ。」

そうそう、実はKちゃんも人見知りするタイプ。そんなKちゃんだから、場面緘黙児だった私の気持ちも理解することが出来たんじゃないかな。Kちゃん自身にはそんな自覚すらほとんどないと思うけど。

後半は冗談のような本音、「お互いの家が近かったら、気軽に会って話したり遊んだりできるのにね!」「こっちに引っ越してきてよ!」なんて言ったり。久しぶりに友達と会話した!っていう感じでした。やっぱり、子供経由で知り合ったママ友と学生時代に知り合った友達とは、質が違うなっていうことがKちゃんとの会話ですごく感じました。大人になってからできる友達って、結構その場しのぎでしかないのかもしれません。一緒に何かを経験してきたり、行動してきたりしてできた友達っていうのとはまた違うんですね。学生の頃の友達ってすごく大事なのかもって感じました。

Kちゃんとは、中学二年の時からの付き合いになるので、かれこれ20年来の友達になります。(歳がばれますね(笑))たとえ数年に一回しか会えなくても、たまにしか会話できなくても、躊躇無く会話が出来て信頼できる、私にとっては貴重な存在。私の根底に彼女との関係があるからこそ、私はたとえ東京で友達と呼べる人が出来ようと出来まいと、前を向いて生きていこうと思えるのかなっていう気がします。いや、けしてそれは大げさではなくて。そんな気がするのです。

「また電話するね~。」「こっちからも電話するからね!」
Kちゃんからの電話が、私にまた新しい元気をくれました。いつまで経っても、Kちゃんには感謝、感謝なのでした。




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