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RA・SHI・KU

”中間族”な私の、緘黙症・恐怖症などの体験談・過去の思い出、自己分析を兼ねて自分なりに調べた情報、子宮筋腫の通院の話、中学で不登校を経験した息子の幼少期から現在の近況など。自分らしく生きていくことを目指しています。

 自律神経失調症とは

◆体調が悪いのに原因がわからない◆

「体がふらふらして、外出するのが怖い」「時々めまいがして手足も冷える。その上に胃腸の調子もよくない」「体中悪いところだらけなのに、病院で見てもらっても異常ないと言われた」

・・・このような症状が出てくると、内科や整形外科、耳鼻科、婦人科などの一般科を受診する人がほとんどです。しかし、これといった異常は見つからず、「気のせいですよ」と言われたり、「低血圧症」「更年期障害」「慢性胃炎」「メリエル症候群」などの病名がつけられて、対症療法(表面に出ている症状にあった治療をすること)が行われたりします。しかし、どんなに熱心に通っても良くならないために、結果、ドクター・ショッピング(何回も医者を変えること)を繰り返してしまいがちです。

◆心と体の不調和状態◆

最初にあげたような症状に対しては、”自律神経失調症”という診断がよくつけられます。自律神経失調症は、内臓や器官には異常はなくても、その人の生活習慣の偏りによって、体を働かせる自律神経の機能が調和を崩すために起こるものです。そのために、臨床検査では、異常が現れないことが多いのです。

例えば、新車の時にはどれも同じだった車が、乗る人の運転の癖によって、故障とまではいかなくてもぎくしゃくしたり、きしみだしたりするのと同じです。その人の運転方法が悪い、というわけではありません。スピードを楽しむ走り方も、景色を楽しみながらのんびり運転するという走り方も、運転する人の個性です。

自律神経失調症にかかる人の生活習慣にも様々な癖が見られますが、それはその人の感性から生まれてくるもので、決して「良い・悪い」の問題ではありません。個性的な性格は、その人の能力を伸ばす反面、その人を傷つけることもあります。その傷ついた部分が、”自律神経失調症”という症状になって現れてくることがあるのです。

◆重く、長く続くストレスで自律神経失調症に◆

自動車は、運転する人の癖の影響を大きく受けることもあれば、そうでないこともあります。同じように、自律神経失調症が起こる要因にも、その人の生活の仕方と感受性、その人が感じるストレスの強弱などが関係していることが多いのです。

ストレスも軽いうちなら比較的楽に処理することができます。しかし、それが重く、精神的にも肉体的にも疲労困憊(ひろうこんぱい)した状態に陥り、ホメオスターシス(生体の恒常性維持機能)が崩れ、やがては体調のリズムの異常(つまり、”自律神経失調症”)として現れてくるのです。

◆女性が多い◆

自律神経失調症にかかりやすい世代には、ばらつきああり、どの年代に多いかと言うことははっきりと把握できません。ただ、男女別では、女性の方が多くなっています。女性の体は、月経、妊娠、出産、更年期など、男性にはない複雑な内部環境(ホルモンや自律神経)の変化にさらされています。さらに、社会的役割が評価されにくいこともあって、結婚、家庭生活、育児などの中で、不安や葛藤、緊張、欲求不満の状態に陥りやすいのです。

自律神経失調症にかかる人が男性より女性に多いのは、このような女性特有の体のリズムと、女性のおかれている心理的、社会的状況という2つの要因があるからなのです。

◆「心身症」の一つ◆

普段、内科、婦人科、整形外科などの一般科で扱う「身体病」のほかに、精神科で扱う「精神病」もあることをみなさんはご存じでしょう。病気を「身体病」「精神病」と分類する考えは、人間を”心”と”体”の2つに分ける考え方から来たものです。多くの病院では、病気はそのどちらかに分けられ、その範囲の中だけで診断と治療がなされているのが実状です。

しかし、最近の社会の複雑化や人間関係の希薄化、それに伴う人々の心の変化によってストレス病はますます増加し、「身体病」か「精神病」かという分け方では対応できない病気も多くなりました。そこで、ストレス病の中にも身体病に近い「心身症」と精神状態が強い「神経症」の位置づけが必要になり、治療の方法も本来の「身体病」の治療に加えて、心理的治療をする必要が出てきたのです。自律神経失調症は、心身症の中に含まれる病気です。

◆自律神経失調症が引き起こす体の異常◆

ここでは、自律神経失調症の症状として見られる体の異常を列記してみます。
自律神経失調症の症状は、体のあらゆるところに現れます。

●全身・・・・微熱、だるさ、倦怠感、不眠
●目・・・・眼精疲労、まぶたの痙攣、ドライアイ(目の乾燥)
●循環器・・・・高血圧、低血圧、レイノー症状(手足の冷感、蒼白)、不整脈の一部、頻脈、胸痛
●神経・・・・偏頭痛、筋緊張性頭痛、頭重感、乗り物酔い、めまい、立ちくらみ
●耳・・・・耳鳴りの一部
●咽喉・・・・のどの異物感
●呼吸器・・・・過換気症状(息を吸いすぎて呼吸が苦しい)
●皮膚・・・・かゆみ、円形脱毛、多汗(汗をかきやすい)
●筋肉・・・・筋肉痛、肩こり、腰痛
●手の震え・・・・書痙(手が震えて文字が書けない)、手のひらの汗
●泌尿器・・・・神経性頻尿、残尿感
●消化器・・・・慢性胃炎、神経性嘔吐、過敏性腸症状、お腹が張る、食欲不振、過食


上記のほか、「対人交流がおっくう」「悲観的に考える」などの抑うつ症状が出ていることもあります。また、心にたまったストレスを知性で押さえ込んでいるうちに、体の疲れや痛みの感覚をなくす「失体感症」や、ストレスをストレスと感じなくなる「失感情症」に陥って、体や心の変調に無自覚になっていることもあります。

参考文献 「自律神経失調症を治す本」(村上正人・則岡孝子)/主婦と生活社



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