今日は、私が読んだ本の紹介をしたいと思います。

「友達力」で決まる! 子供の「人間関係力」を育むために、親にしかできないこと
「友達力」で決まる! 子供の「人間関係力」を育むために、親にしかできないこと親野 智可等

光文社 2007-03-23
売り上げランキング : 109747


Amazonで詳しく見る
by G-Tools


親野さんの本は大変参考になることが多いので、以前にも何冊か読んだことがありますが、今回もかなりためになる本でしたので、この場を借りてご紹介します。

この本は、主に子供の人間関係を円滑にするために親ができることをわかりやすく書かれているのですが、大人の人間関係にも通じる内容も含まれていますので、個人的にはすごく参考になりました。

「子供の視点になって」「子供の立場になって」とはよく言われることですが、それがなかなか実行できないのが現実。親でさえなかなか行動に移せないことを子供には偉そうに「やりなさい!」と言っている矛盾した自分の態度をまざまざと見せ付けられているような気になり、この本を読みながら自分自身の反省点も結構見つかりました。

今回読んで印象に残ったところは多々あるのですが、その中でも特に気になったりはっとさせられた項目をご紹介します。まずは、第三章の「いじめられない子にするには?」の項目ですね。
よく言われる”いじめられる子にも原因がある”という考え方、言い方。著者はこの言葉を真っ向から否定しています。確かに、その子はいじめられやすい要素があるかもしれない。けれども、その同じ要素に対して親切にすることもできるのも事実。その考え方に、私は心からはっとさせられました。以下、著者の意見を転記します。

「いじめられる子にも原因がある」という言い方は間違っている。
いじめられやすい要素がある場合はある。
でも、それはいじめの原因ではない。
なぜなら、その要素をいじめの対象にすることも親切の対象にすることもできるから。

いじめられる子には、原因も非も責任もない。
いじめる方に、原因も非も責任もあるのである。



もう一つは、第六章の「「1人でいる力」と「友達といる力」のバランスが大切」の項目です。親や教師は子供にいつも「友達を作ろうね」とばかり言い続けてきました。著者によるとそれは、”親や教師は子供が1人でいる状態を見ると心配になるから”なんだそうです。その一文を読んで私は、「そうなんだ!そういうことなんだ!!」と個人的には衝撃すら覚えました。常に友達のいない、もしくは少ない自分は、今までまるで悪いことをしているかのような罪悪感を大人になった今でも抱えていたものですから、それが大人の都合による考え方の元でなされている事にすごく衝撃を受けました。
「友達100人できるかな~♪」の歌を聞くたびに、歌わされるたびに傷ついた子供時代。大人になり、人の親になった今でも友達を作らなきゃと焦っている自分がいたのですが、この項を読んで、少し、心の重荷が降りたような気がしています。

確かに、「友達を作り、友達と仲良くすることは大切。でも、それと同じくらい一人で平気でいられることも大切」だと著者は述べています。詳しいことは、この章を読んでもらえればわかるのですが、全く持って納得の一言に尽きる章でした。1人でいること、みんなと楽しめること、バランスが大事なんですよね。

それからもう一つ。第八章の「簡単なロールプレイで友達力を伸ばせる」というのも個人的に共感できました。ロールプレイとは簡単に言うと、「演技という疑似体験を通してさまざまなことを学ぶ」ということになります。この章を読んでみて思ったのですが、これって実は私自身、いつの間にか実行していたことと同じなんじゃないかなって思います。

私は子供の頃からその場で口に出して言えないことが多かったので、心の中でいつも会話をしていたんですね。周りの人の会話を聞くことのほうが断然多かったわけですが、自分じゃない誰かに振られた質問を、今自分が受けたとして、心の中で会話のシュミレーションをする癖がいつの間にかついていました。あくまでもシュミレーションですが、自分の台詞に対して相手が言うであろう台詞もちゃんとあって、心の中では会話が続いていたり、実際に誰かに話しかけられて一応答えてみたものの、話が続かなくて、(失敗しちゃったな。ああ言えば良かった)なんて思った時にも、心の中でぐるぐるとシュミレーションしています。

頭の中でだけシュミレーションをしていて無駄なんじゃないかと思うかもしれませんが、たまに、シュミレーションに近い状況に遭遇する時があるんですよね。そういう時は、心底ほっとします。滅多にないですが、誰かに話し掛けられた時に答えられるように、自分の切り札(話題や台詞、行動)を用意しておくことは、決して無駄ではないと思います。

うちの息子もすぐにびっくりしたり動揺したり気後れするタイプなので、このシュミレーションは有効だな、と思っています。っていうか、今までにも何度か、息子にシュミレーションに近いことを何度かやらせたこともあり、知らず知らずに取り入れていたようで驚きました。実際にはロールプレイって言うんですね。今後は積極的にもっとロールプレイを取り入れていきたいと思いました。

親野さんの本からは、読むたびにさまざまなヒントを得ています。
みなさんにも是非一読してみることをお勧めします。


☆ブログランキングに参加しています。 今日は何位かな?
 1クリックしていただけると、大変励みになります。



Secret