とんだ人違い 

2006, 04. 20 (Thu) 13:59

私が小学4~5年生ぐらいの時の話です。

近所に仲良くしていた従妹が数名いたのですが、ある日、その従妹達と一緒に地元の図書館へ出掛けました。図書館・・・と言っても、村役場の片隅の部屋に無理やり本棚と本を詰め込んだような薄暗い空間なのですが(笑)そこへ到着し、それぞれ好きな本を探していました。図書館に到着した時は、誰もいなくて、自分達だけの貸し切り状態でした。

本棚のいろんなところを見て、自分の好きな本を選び、テーブルのあるところへ戻ってきた私。すでにテーブルのところに来て、下を向いて本を数冊選んでいる従妹を1人見つけました。従妹に近づいて、「ねえ、本決まった?私はもう決まったよ~」なんていつもの調子で話しかけました。

ところが、私に話しかけられて顔を上げた従妹をみてびっくり。なんと、そこにいたのは、従妹と同じ服装(学校のジャージ)を着た、私と同級生の女の子だったのです!!(うわ!どうしよ~)と思ったのですが、同級生の女の子は、ちょっと「あれ?」という表情をしただけで、何事もなかったように「この本って~だよね」みたいな感じで、普通に話しかけてくれたのでした。私はとっさに首振りで「yes」の意思表示をして、慌てて従妹と共に図書館から逃げるように出てきたのでした。

たぶん、私が本を探しに図書館の奥の方へ行っている間に、同級生の子が来館したんでしょうね。あの時は、心臓が飛び出るかと言うぐらい驚きました

そういえば、この同級生の女の子の自宅の近くに私の実家で所有している畑があって、私は母親の手伝いをしによく一緒に畑へと来ていたのですが、私が畑にいるとその子が時々遊びに来てくれて、短時間だったけれど何度か一緒に遊んだような記憶があります。作業のために母が畑の上に広げていたブルーシートの上でわざとつま先でターンをして、足がシートと絡まって転ぶっていう遊びを2人でやったのは記憶しています。私は声を出せなかったけれど、一緒に笑って遊んでましたね。

あの図書館での一件があった後か先かは忘れたけれど、私にも本当は明るい面もあるんだってその子は気付いていたのかもしれませんね。でも、学校では一緒に遊んだ記憶はないので、一緒に遊んだのは数回かな。同級生と遊んだ、貴重な記憶。いずれにしても、遠い記憶です。。。


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音楽のテスト 

2006, 04. 06 (Thu) 08:59

小学4年生の時の話です。

ある日、音楽のテストがありました。どんなテストかというと、教室の席順に沿って1人ずつ立ち上がり、その場で歌うというテストでした。周りでみんなが聞いているわけで、普段声を発する機会のほとんど無い緘黙児にとっては、本当に拷問のようなテストでした。

それでも、自分なりになんとかクリアしたいと思い、順番を待っている間、「ダイジョウブ、ダイジョウブ・・・・」「スグオワル、スグオワル・・・」などと、心の中で繰り返していたのでした。けど、心臓は既に爆発しそうなぐらいドキドキ。

そして、私の番が来ました。私はすくっと立ち上がり、歌い始めました。出だし好調。けど、歌いながら私の心の中では、葛藤が生じていました。

(歌い切らなきゃ・・・)(でも、歌いたくない・・・)

自分の中で葛藤が続き、そして途中から涙が溢れてきて、歌えなくなってしまいました。たぶん、(歌いたくない)という気持ちと、無理に声を出していたので限界が来てしまったんでしょうね。私はその場に立ちすくみ、担任のK先生に「はい、次!あなたは立ってなさい。」と言われ、そのまま残っているクラスメイトのテストが終了するまでずっと立ちすくんでいたのでした。

途中までは順調だったんだけどなあ・・・。普段の会話さえままならない人が急に人前で歌うっていうのは、到底無理な話だったのかもしれません。けど自分自身としては、歌うのも聴くのも基本的には好きなんですけれどね。

1つだけ救いだったのは、私の後にテストに臨んだクラスメイトの中にも、男の子が1人、やっぱり歌っている途中で泣き出して歌えなくなり、その場に立っている子がいたので、自分と同じ心境の子がいたんだと思い、多少ホッとしたような思い出があります。

この音楽のテストがあったのは1学期だったと思うのですが、3学期にもまたクラスの前で1人ずつ歌わされるテストがありました。給食の時間に1人ずつ前に立たされて歌ったのだけど、前回嫌な思いをしたので、前回と全く正反対なことをしようと考え、大きな声で歌いました。給食を食べていたクラスメイトが食べるのを止め、歌っている私の顔を見るぐらいの大声で歌いきったのでした。その後のK先生の一言。

「やれば出来るんじゃない。」

ぼそっと吐き捨てるように言われました。その言い方は、(最初からそうやって歌えよ)っていう心の声が聞こえてくるようでした。この時の担任のK先生には、ことごとく目の敵にされていたので、今後もたびたびK先生が出てくると思います。


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