緘黙らしく、自分らしく

中間族な私の、場面緘黙症の体験談やいろんな思い出を綴っています。自己分析を兼ねて調べた情報なども書いています。自分らしさを知り、自分らしく生活できたらいいなって思っています。

『奇跡』

記事にしようと思っていて、ずっと書き忘れていました。

去年のことですが、私の両親が旅行に行ったお土産だといって、
額に入れられた色紙をくれました。色紙には、素敵な言葉が
書いてありました。この場を借りて紹介します。

『奇跡』

自分を信じ
自分と闘えば
奇跡は きっと きっと
起きるよ


由布地蔵



この言葉を見た時、なぜか両親からの言葉のように感じたんですね。
離れて暮らしているけれど、いつも応援しているからね!
そう言われているような気がして、やけに涙が出てきたりしました。

結果はなかなか出てないけれど、自分を信じて努力し続ければ、
何もしないでいる今とは違う結果が確実に待っているはず。
なんだか勇気をくれた言葉でした。



ところで。由布地蔵って誰?
ネットで調べてみたところ、すぐにこんなページにたどり着きました。

「菜食創房 大地」


色紙を書かれているのは、森安健吾さんという方なんですね。
相田みつをさんにも負けず劣らずの、素敵な言葉だなと思います。
由布地蔵と名乗っているところも、良いですよね。

この色紙は、私のPCデスクの近くに飾ってあります。
見るたびにこの色紙をくれた両親を思い出し、電話しなきゃ!って思います。
なかなか実家に電話しない、親不孝な私です

yuhu.jpg


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Kちゃんと過ごした中学時代

以前書いた記事「Kちゃんがくれた奇跡」の続きになります。

Kちゃんの存在のおかげで少しずつ学校で普段の自分を出せるようになってきた私。Kちゃんと2人だけだったら、家にいる時のように会話もできるようになりました。

そういう生活が数日続いた後、今まで「学校にいる自分」と「家にいる自分」が境界線でくっきり分かれていたのが、境界線が少しずつあやふやになってきたように思います。学校という場で常に緊張していた自分が、学校でも気を緩められる場面が多くなってきた、そんな感じでしょうか。

そのことを証明するような出来事を一つ、今でもはっきりと覚えています。
中学の掃除の時間、廊下の床を雑巾がけをしなくてはならなかったのですが、面倒だったので手を使わずに足で適当に雑巾がけしていたんですね。ふと廊下の向こうから担任の先生がやってくるのが見えて、「やばい」と思い、手で雑巾を持ち直して掃除したのですが、遠くからでも先生はしっかり見ていたんでしょうね。すれ違う時に私に注意するかと思いきや、小さな声で「信じられない、信じられない・・・」とぶつぶつ呟きながら通り過ぎたのでした(笑) 

先生からすれば、あんなにまじめで大人しい子が、足で雑巾がけをするなんて、目を疑うような、本当に想像だにしていなかった姿だったのでしょう。あの先生の驚いた顔が今でもおかしくて、忘れられません。私的には、そういう姿を先生に見られたというショックなどは全くなくて、「あ、見られちゃった」程度の感覚になっていました。Kちゃんと出会う前なら全く考えられなかったことです。

私とKちゃんが笑ったりしながら話しているのを遠くで見ていたせいでしょうか、そのうち、Kちゃんの小学校時代からのお友達からも話し掛けられることもあったりして、お友達みんなと休み時間を一緒に過ごすことが多くなりました。その時はやはり普段どおりの会話とはいかないけれど、話を聞いて一緒に笑ったりとかは出来ましたし、一気に友達も増えたみたいで嬉しかったな。そのうち、お昼休み時間を利用して、みんなで体育館へ行き、輪になってバレーボールのレシーブが何回続くか、なんていうのが仲間内で流行って、一時期ずっとやっていたりしましたね。私にボールが回って来た時、ふざけてグーでボールをパンチしたら、うまくパスできて、みんなで笑ったりしました。仲間内でグーでパンチ・パスも流行ったりしました(笑)

あとは、体育館の倉庫とかステージ裏とかを使って隠れ鬼をしたり、覚えていないけれど、いろいろ遊んだな〜っていう記憶があります。授業中におしゃべりしたり、小さくきった紙に手紙を書いてKちゃんと交換したり。(この小さい手紙は、実は今でも捨てられずに残してあります。)そうそう、いろいろあって、Kちゃんと一緒に授業をボイコットした時も一度ありました。その他、プライベートで同級生と遊んだのも中学の時が初めてでした。Kちゃんの家に呼ばれて何度か遊びに行ったり、私の自宅にもKちゃんを呼んだり。そういう経験を初めてしたのでした。他にもいろいろあったような気がするのですが、今はちょっと思い出せません。授業中にも遊んだりしていたので成績がちょっと落ちたりして、慌てて勉強したりもしましたが、それでも、中学校生活の後半はとても楽しく過ごすことが出来たのは覚えています。

それから、Kちゃんとはもう一つ、一緒にやっていたことがありました。それは、交換日記。たぶんKちゃんの方から「やろう!」って言い出したと思います。当時、友達同士で流行っていたのもあると思いますが、中2の後半からKちゃんと2人で交換日記を初めました。ノートは2人で交代で購入しました。たいした内容ではなかったと思うのだけれど、喋るより書くほうが得意な私としては、とても好都合でした。交換日記のおかげもあって、Kちゃんと私はお互いのことをよりよく知ることが出来て、友情も深まったんじゃないかなと思います。

この交換日記は、中学の卒業式まで続きました。その間、10冊以上は書いたかな。なんで、交換日記が中学の卒業式で終わってしまったかというと、Kちゃんは、家庭の都合で高校へは進学しなかったから。私は高校へ進学することになっていましたので、Kちゃんとすごせた楽しい時間は1年ちょっとしかなかったのですが、私にとっては何十年にも相当するような充実した時間だったのでした。

中学を卒業してからの話は、また後日ということで。。。

【追記】
Kちゃんと続けていた交換日記。中学卒業後は、Kちゃんが自宅で保管してくれていたのですが、数年後、Kちゃんの自宅が不慮の理由で火事になり半焼、その際に一緒に焼けてしまったとのことです。Kちゃんが出勤した後の出来事だったので、Kちゃんは助かりました。Kちゃんのお母さんも助かりました。ただ、Kちゃんのお父さんが、この火事で亡くなってしまいました。Kちゃんちに遊びに行った際、何度かお会いしたことのあるお父さんだったのですが・・・。今となっては10年以上も前の話ですが、この場を借りて改めてご冥福をお祈りいたします。


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息子の近況(入学して2ヶ月)

今朝、ぐらぐらしていた息子の歯が一本、抜けました。寝ていたら、口の中に歯が転がったんだそうです。(飲み込まなくて良かった) 歯が抜けたのは、これで7本目。些細なことですが、少しずつ息子も成長しているんだなと朝から実感させられる出来事でした。

息子が小学生になってから早くも2ヶ月が過ぎました。ほんと、未だに信じられない思いですが、小学生なんですね。そして、自分が小学生の親だなんて、それすらまだ実感が・・・ そんな5月半ばのある日、学校で担任の先生との個人面談がありました。(息子の通う小学校では、家庭訪問はありません。)そこで、学校での息子の様子を初めて聞かされました。

息子は幼稚園の頃から、先生がみんなに向けて出した指示を一度で理解する事が出来なくて、同じことを2、3回言って説明してもらわないと行動に移せないという癖(?)があるので、授業中もたぶん先生の指示を1度で理解できずにモジモジしているんじゃないかと心配していたのですが、先生から私の予想を越えたびっくりの返答をいただきました。 ゴンは授業中、先生の指示が理解できなかった時は、先生のところまで行き、「早すぎて解かりませんでした」と聞きに来るというのです。

「え〜!?ゴンが自分から聞きに行くんですか!?」

と、思わず先生に聞き返してしまいました。なんかその話を聞いただけで、感動してしまいました。あの、モジモジ君のゴンが自分から行動するなんて!しかも、授業中というみんなが見ているだろうと思われる場で行動を起こせるなんて、かなりの成長ぶりじゃない? とはいえ、やはりちょっと困ったりした場面ではウルウルする場面も見られるそうで、その辺は幼稚園の頃と変わらないかな

その他は、ゴンは穏やかな性格なので、女の子から話し掛けられて話をしてる場面も見られるとか、今のところ幼稚園からの顔見知りのお友達としか遊べていないようなので、これからいろんなお友達と関わって遊べると良いですね、という話と、偏食大王の息子は給食で四苦八苦しながら頑張って少しは食べてるという話を聞いたりしました。

いつもだと、子供の欠点ばかり気になってしまいがちな私ですが、今回は、息子が授業中にわからないことをちゃんと先生に聞きに行けているという話で胸がいっぱいで、その他に何を言われても気にならないぐらいホッとしました。もちろん、家に帰ってからいっぱい誉めてあげましたヨ。 学校という新しい環境でもっと色々とつまずくかと思っていた私としては、息子のことを実際よりもかなり幼稚な印象で捉えていたようです。息子はしっかりと少しずつ成長を遂げていたんですね。

そうそう、今月に入ってからは、学校公開週間なるものがあったので、息子の授業風景を見ることが出来ました。たまたま、息子の友達のママさんも来ていたので一緒に教室の後ろから息子の様子を見ていたのですが、いつものようにわからなかったことを先生に聞きに行けなかったらしく、シクシク泣き出す息子 たぶん、保護者の皆さんから見られているという緊張があったんでしょうね。

すかさず、隣の席の元気な男の子が、「先生〜!●●(苗字)がわからないんだって!」と報告&いろいろとお世話してくれていて、感謝、感謝 でも、もしかしたら、泣けば誰かがフォローしてくれるので、その好意に甘えてる部分もあるな、知能犯かな?という感じはしました。泣けば誰かが助けてくれるという考え方、すぐに泣いて誰かに頼る癖は鍛え直さねばならないかな、という印象を受けました。 息子のしっかりやっている場面も見たいとは思いますが、逆にそういう弱い場面が見られたのも良かったなとも思いました。

そして、休み時間になると、まるで別人のようにテンションがUP! 同じ幼稚園出身じゃない子とも汗をかきながら遊んでいる姿が見られ、個人面談の時から1ヶ月しか経ってないのに、いろんな子と遊べるようになったのねとそこでまたホッとしたりしました。けれど、授業中になるとまたテンションダウン(笑)

息子は、休み時間が楽しいから嫌がらずに学校へ通っているんだなということが理解できた一日でした。学校生活の中で、何でもいいから1つでも楽しいことを見出すことが出来れば、学校生活は楽しい場に変わってしまうものなんですよね。私もKちゃんの存在1人いるだけで学校ががらりと楽しくなったことを思い出しました。

息子の学校での近況はこんな感じです。今のところは、順調と言っていいのではないでしょうか。去年まで四苦八苦していた半そで半ズボンへの移行も今年はすんなりいきましたし 幼稚園の頃からの友達と学校が一緒、クラスまで一緒になれたことが、息子が孤立感を感じず、いつもの自分を出せた、いつもの自分でいられた最大の理由なんじゃないかと思います。それがあったからこそ、今、順調なんだろうと思います。

思い起こせば・・・私が保育園に入園した時は、知ってる子は1人もいませんでした。もちろん、学校へ入学した時も。普段の自分を知ってる子がいるのといないのでは、新しい環境でのスタートが全く違うものになるのかもしれませんね。不安な気持ちを上手に口にしたり発散出来ない分、顔見知りのお友達の存在は子供の場合には重要なのかもと思ったのでした。特に、繊細な子供には、ね。

今日も息子は学校へ登校していきました。毎朝、私の同伴ですが 4日前、初めて1人で近所の図書館まで行けた息子。時間にしてほんの5分ほどの距離ですが、1人で行けた!ということは、繊細な息子にとっては大きな自信に繋がったようです。いつかは学校へも1人で登校する日が来るでしょう。 息子の不安な気持ちがいつか自信に変わるまで、「もう来なくていいよ」と息子に言われる日まで、学校まで息子を送り続けてやろうと思っています。


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本の紹介 『バンザイ!なかやまくん』

先日読んだ本をご紹介します。児童書になります。

4882641739バンザイ!なかやまくん (草炎社・新こども文庫)
太田 京子

草炎社 2000-04
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主人公は、一年生になったばかりの「なかやま たつお」。
たつおは、先生に名前を呼ばれても返事が出来ません。
今日も昨日もその前の日もずっと返事ができないのです。
どうして学校へ行くと喋れなくなるのか、たつおにもわかりません。

みんなの目と耳が、たつおの「はい」を待っています。

顔がぽっぽと熱くなって、汗が出てきました。
涙と鼻水も出てきました。
それなのに、声だけが出てきません。



学校という新しい環境。
すんなり順応する子もいれば、主人公のたつおのようになかなか
自分を出せない子もいるんです。
作者自身もそういう内気な子の1人だったということもあるのでしょうか、
そういう学校でのワンシーンが目に見えるように描かれていて、
読み入ってしまいました。

前半は返事の出来ないたつおのシーンが目立ちますが、
後半は、教室で飼う事になった金色のカエルが登場し、
ストーリーが別の話へ急展開していきます。

けれど、金色のカエルがたつおに奇跡をくれるのです!
カエルに気を取られていたたつおは、思わず大声で叫びます。

「なかやまたつおくん。もう、だいじょうぶだね。」と先生。

そうだ!ぼく、しゃべってる・・・・・。

”思わず”喋ってしまうあたり、そうそう!と共感してしまいました。
話し出すきっかけって、”思わず”っていうのが、とても自然な形かなって思います。

この本ですが、息子が小学生になるにあたり、場面緘黙を発症するのでは?という
懸念があったので、タイミングを見計らって読み聞かせようかと思っていたのですが、
今のところ、授業中、小さい声ながらも話せているようですし、休み時間にはお友達と
走り回ったりおしゃべりしたりできているようなので、まだ読み聞かせていません。
でも、息子が好きな生き物(カエル)が出てくるので、興味を持って読んでくれるのでは?
と思うので、今度、読み聞かせてやろうと思っています。

児童書なので、すごく読みやすいです。対象年齢は6歳前後からかな?
大人だったら20分もあればじゅうぶん読めますし、漢字もほとんど使われておらず、
たまに出てくる漢字にはルビが振られているので、ひらがなとカタカナさえ読むことが
できれば、子供だけでも読める内容になっています。

子供の細かい心理描写が印象的な一冊でした。


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『いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね』

今回は、緘黙児と思われる子が主人公の絵本をご紹介します。

4652013019いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね
長谷川 集平

理論社 1979-01
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いっちゃんは、お話がしたいのにおしゃべりが出来ない女の子。
おしゃべりしようとすると胸がドキドキして、汗が出て、喉がからからになって・・・

おしゃべりしたいのに出来ないという子供のもどかしい気持ちが
とてもうまく表現されていると思います。
新米のいくこ先生のことを(私と一緒)と感じるいっちゃん。
そのいくこ先生が泣きそうになっているのを見たいっちゃんの
切羽詰った行動が、いっちゃんに奇跡の一歩を起こします。

いっちゃんのような子、クラスにいませんか?いませんでしたか?
この絵本を読んだ子供たちが、いっちゃんのような子を思いやれるような
優しい気持ちを持ち合わせてくれるといいなと思いながら読みました。

この絵本には、「緘黙」という言葉はいっさい出てきません。
ただ、いっちゃんの様子が私自身の子供時代と重なっている部分もあったため、
緘黙児っぽい要素もあるのでは?と思い、ご紹介させていただきました。
いっちゃんの内面の心境がさらっと描かれており、こういう子の気持ちが
子供が読んでも理解しやすく仕上がっているように思います。


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Author:るい
場面緘黙症(かんもくしょう)・恐怖症(視線・電話・対人)・吃音などの経験がある主婦です。息子(通称ゴン)が一人います。今でも人間関係は大の苦手。一見、根暗にみられますが、親しくなればテンションUPします(笑)基本的に、マイペース型。こんな感じですがどうぞよろしくお願いします。

是非読んで欲しい1冊。

ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
エレイン・N. アーロン Elaine N. Aron 冨田 香里

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